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ジャガーズQBローレンスの2年目終盤の活躍が2023年に成功するための青写真になるとペダーソンHC

2023年06月05日(月) 11:59

ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【AP Photo/Ed Zurga】

クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスが2年目のシーズンで最後まで著しく成長し続けたことが、2022年にジャクソンビル・ジャガーズが成功した大きな要因となった。ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソはそれを2023年以降に力強いスタートを切るための青写真と捉えている。

現地2日(金)、『Rich Eisen Show Friday(リッチ・アイゼン・ショー・フライデー)』に出演したペダーソンHCは、「彼が3年目、つまりわれわれとの2年目を迎えるにあたって、スタッフとしては、彼にシーズン後半で見せたようなレベルで今年のスタートを切ってもらうことを求めている」と述べた。「彼は終盤に向けてかなり自信をつけ、それが次のフェーズにつながるはずだ。それをいかに活かせるかが重要で、シーズン終盤に見せたように、彼はチームを背負うことのできる選手だとわれわれは、少なくとも私はそう感じている」

ジャガーズは5連勝でレギュラーシーズンを終え、第18週にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを手に入れており、3勝7敗で第11週のバイウィークを迎えたチームにとっては劇的な終わり方だったと言えよう。ローレンスはシーズン続行を実現させた連戦で1,279ヤードを投げ、タッチダウン10回(パス8回、ラン2回)を記録したが、ポストシーズンで彼は大きな逆境に立たされることになった。

ローレンスはロサンゼルス・チャージャーズとの試合で前半終了2分前までに4つのインターセプトを喫し、27点差をつけられてしまう。しかし、23歳のローレンスは動揺することなく、4本のタッチダウンパスを決めて31対30というスリリングな逆転勝利を収め、ディビジョナルラウンド進出を決めた。

ジャガーズの躍進はスーパーボウル王者となったカンザスシティ・チーフスとの翌週の試合で終わっているが、ローレンスの2シーズン目の終わり方によって、彼が今後もチームを率いていけることが証明されたとペダーソンHCは考えている。加えて、ペダーソンHCはローレンスに対するチームの信頼がより強くなったとも感じているという。

ペダーソンHCはこう語っている。「インターセプトを4回投げたあとにタッチダウンパスを4回投げるようなことは望んでいない。4つのタッチダウンパスだけを投げてフットボールの試合に勝ってほしいと思っていて、彼にはそれができる。彼はチームを背負い、きっちりと試合を終わらせ、勝利する可能性を高めてくれる。ボルティモア・レイブンズとの試合でそれをやっている。カウボーイズ戦でももちろんそうだった。あの時はピック6で試合が終了したようなものだったが、シーズン終盤ではチームを任せられる選手だと証明するような活躍を見せ、彼が次の一歩を踏み出すことをわれわれは非常に楽しみにしている。今シーズンの締めくくり方に自信を持ち、今年もそのような形でスタートし、より早く勢いに乗って早めに決着をつけたいと思っている」

ローレンスは2022年にキャリアハイとなる387回のパスを成功させ、パス成功率66.3%、4,113パスヤード、タッチダウンパス25回、パサーレーティング95.2という記録を樹立。インターセプトもキャリアで最も低い8回に抑え、初のプロボウル選出を果たした。

2023年にもこの成功を持続させようと、ジャガーズが主要選手と再契約した上に2022年のトレード期限間際でワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーを獲得したことは、3年目を迎えるローレンスにとって大きなメリットとなるはずだ。それよりも重要なのは、ジャガーズが史上2度目のディビジョン連覇を目指す中で、元全体1位指名のローレンスが再びオフシーズンの最初から最後までペダーソンHCのオフェンスシステムで練習できることかもしれない。

【RA】