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ビルズとOLBレナード・フロイドが1年契約に合意

2023年06月06日(火) 09:40

ロサンゼルス・ラムズのレナード・フロイド【Ryan Kang via AP】

アウトサイドラインバッカー(OLB)レナード・フロイドにとって、次の行き先は待った甲斐があるものとなっている。

ベテランのエッジラッシャーであるフロイドがバッファロー・ビルズと1年契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地5日(月)に情報筋の話を元に報道。

この契約により、フロイドがロサンゼルス・ラムズで過ごした実りある期間には正式に終止符が打たれることになる。シカゴ・ベアーズでNFLのキャリアを開始したフロイドは、ラムズに移籍してから調子を上げるようになった。フロイドはラムズで過ごした3シーズンでそれぞれ9回以上のサックを決めており、キャリアを通して記録した47.5回のサックのうち29回を2020年シーズンから2022年シーズンの間にマークしている。

今回の動きによって、フロイドはかつてのチームメイトであり、共に第56回スーパーボウルのチャンピオンとなったOLBボン・ミラーと再会することになる。ミラーはタイトルを勝ち取った2021年シーズンが終わった後にラムズからビルズへ移籍していた。最後に共にフィールドに立っていたとき、フロイドとミラーはプレーオフでロンバルディトロフィーを手にするまでに6回のサックを記録。第56回スーパーボウルでは、最後の最後にシンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウを苦しめ、ラムズのリードを守って勝利を決定づけた。

興味深いことに、ミラーとフロイドはそれと同じことをするためにビルズに採用されている。

ビルズの2022年シーズンは、多くのビルズファンが“終わるのが早すぎる”と主張するような形で幕を閉じた。ニューヨーク州オーチャードパークの雪の夜は、ビルズのディビジョナルラウンドの相手であり、オフェンシブラインに多くの負傷者を抱えた状態で試合に臨もうとしていたベンガルズにとって、悪い出来事を予感させるものだった。

しかし、ビルズのパスラッシュはベンガルズのパスゲームに大打撃を与える代わりに、ひどい結果に終わっている。バロウにプレッシャーをかけたのは37回のドロップバックのうちわずか8回で、サック数は合計で1回だった。一方、パス36回中23回を成功させて242ヤード、タッチダウン2回を記録し、101.9というパサーレーティングをたたき出したバロウは、ビルズを早めの休暇に追い込んでいる。

シーズン終了の膝のケガに見舞われていたミラーはその試合に出場することができなかった。一度、タイミングの悪いケガによって痛い目にあったビルズには、同じような結果になるのを黙って見過ごすつもりがないようだ。

2018年シーズン以降に一度もレギュラーシーズンゲームを欠場しておらず、適切なスキームで好成績を残せることをすでに証明していることを踏まえると、フロイドは理想的な追加選手だと言えよう。少なくとも、フロイドは若手選手がひしめくエッジラッシンググループにとって、厚みをもたらす経験豊富な人材となるはずだ。

【RA】