トレーニングキャンプまでに49ersとの契約が成立することに自信を見せるDEボサ
2023年06月07日(水) 12:132022年シーズン、サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサは自身のトロフィーケースに、誰もが欲しがるディフェンス部門年間最優秀選手賞のトロフィーを追加した。
ボサは近い将来、自分の報酬がそうした賞に見合ったものになることを期待している。
現地6日(火)に報道陣の取材に応じたボサは、トレーニングキャンプの開始前または開始時に49ersとの契約が成立することに最大級の自信をのぞかせた。
目前に迫っている契約に関する自信の度合いが「かなり高い」と語ったボサは「ああ、それについてはかなり自信があると思う」と続けている。
ボサがもうすぐフットボール界でトップクラスの報酬を得るディフェンダーの仲間入りを果たせると感じているのには正当な理由がある。ボサはキャリアで最高のシーズンを送った2022年にタックル51回、フォースドファンブル2回、リーグ内で最多となるサック18.5回を記録。49ersがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに進出するのに貢献した。この2年間でそれぞれ成長を見せてきたボサは、減速する兆しを一つも見せていない。
「自分にふさわしいものを手に入れると思う」とボサはつけ加えている。
また、ディフェンシブタックル(DT)ジャボン・ハーグレイブという新しい仲間を得たボサは、彼と共に相手クオーターバック(QB)を追い詰めることになるだろう。ボサは本格的に活動を開始するのが待ちきれないようだ。
49ersと4年8,100万ドル(約112億8,703万円)の契約を結んで移籍してきたハーグレイブについて、ボサは「俺たちは彼を、リーグで最も優れたインテリアの選手だと思っている。特にパスラッシュでね」と話している。「彼を味方につけることは俺たちにとって大きなプラスになるはずだ」
「うちには才能のある選手がそろっているから、そこにフリーエージェント(FA)でトップクラスだった選手を追加するとなったことには驚いた。カイル(シャナハン、ヘッドコーチ/HC)は常に改善しようとしているから、俺は自分のチームに驚くべきじゃなかった。トップクラスの、ああいう選手を追加した――人は彼のことをそれなりに認めているとは思うけど、彼の総合的な実力についてはよく分かっていないんじゃないかな。彼はそうやって評価されているわけじゃない――もしかしたら、されているのかもしれないけど。でも、アーロン・ドナルドとかクリス・ジョーンズと同じレベルだとは言われていない気がする。俺は彼が去年やキャリアを通してそれと同じようなプレーをしてきたと思っている。だから、彼とアリク(アームステッド)がいるインサイドはかなり面白くなるはずだ」
ボサは正しい。ハーグレイブは近年、NFLの中でもトップクラスの守備選手と位置付けられており、2021年にはドナルドのような選手と同じような位置につけている。フィラデルフィア・イーグルスの一員として第57回スーパーボウルへの出場を果たした後に49ersに移ったハーグレイブは、今シーズンも『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』のランキングでトップ10に入る可能性があると言えよう。
ボサと49ersは2023年にもう一度スーパーボウルリングを狙うのに十分な戦力を備えている。ボサは以前より高額の報酬を得た状態でそれを目指すことになるかもしれない。
【RA】