ジャガーズがジャクソンビルにおける“未来のスタジアム”の計画を発表
2023年06月08日(木) 11:21現地7日(水)、ジャクソンビル・ジャガーズが“未来のスタジアム”の概念設計を発表。市場の小さいフランチャイズの運命を左右する可能性がある、10億ドル(約1,400億5,650万円)超えのプロジェクトの一部を初めて垣間見せた。
完成予想図では、野外スタジアムの6万2,000席すべてが屋根付きとなっており、現在のスペースより4倍広い360度型のコンコースがあることが示されている。毎年恒例となっているフロリダ大学とジョージア大学の対決や、ゲイターボウル、カレッジフットボールプレーオフゲームなどを行うために、収容人数は7万1,500人まで拡大される可能性がある。また、フロリダ大学のサテライトキャンパスを含め、スタジアム周辺の大規模な整備も行われる予定だ。
ジャガーズは今回の提案によって大規模なコンサートや音楽フェスティバル、NFLドラフトを開催する機会が増えると考えている。
オーナーのシャド・カーンは声明で「私たちはこのプロジェクトの重要かつ初期の段階――つまり、ジャクソンビル・ジャガーズのホームとなり、何世代にもわたってコミュニティ全体に貢献すると想定しているスタジアムのデザイン――を終えた」と述べた。
ジャガーズがリーグに参入した1995年以降で、彼らは新スタジアムの建設や大規模な改修を行っていない唯一のNFLフランチャイズとなっている。最近では、テネシー・タイタンズとバッファロー・ビルズが新スタジアムを建設するための承認を得た。
現在、ジャガーズが締結しているTIAAバンク・フィールドとのリース契約は2029年シーズン終了後に切れるため、チームを当面の間、ジャクソンビルにとどめておくにはこのプロジェクトが極めて重要になる。
ジャガーズはこれからの2週間で14の地域イベントを予定しているため、地域住民やファンは球団社長のマーク・ランピングから、スタジアムの設計やプロジェクトが住民にもたらす影響について、より詳しい説明を受けられるはずだ。
【RA】