膝が“完治”した状態でPUPリストを回避してキャンプに臨むことを期待するビルズOLBミラー
2023年06月13日(火) 12:01
バッファロー・ビルズのアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーはシーズン第1週のプライムタイムに行われる地区ライバルのニューヨーク・ジェッツとの一戦に間に合うという自信を見せ続けている。
ラスベガスで主催したパスラッシュ・サミットにおいて、ミラーは『The Buffalo News(バッファロー・ニュース)』のライアン・オハロランに対し、来月にトレーニングキャンプが始まる際にはPUP(故障者)リストに登録されるのを回避する見込みだと明かした。
「主治医からも良い情報をもらっているし、膝も完治している。すべて自分次第だし、これからの3カ月間でどれだけ自信を持てるかがすべてだ」とミラーは話している。
ミラーがPUPリストに置かれた状態でトレーニングキャンプを開始しない場合、ビルズはシーズン開幕に向けてミラーにその指定をすることができない。ただし、ビルズはミラーを最初の53名ロースターに登録した後に故障者リザーブ(IR)に置くことはでき、その場合、ミラーはシーズン最初の4試合を欠場することになる。
しかし、ミラーはオフシーズンの間ずっと、シーズン第1週までに準備が整う見込みだと主張してきた。現在34歳のミラーはサンクスギビングデーに行われたデトロイト・ライオンズ戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂。シーズン初戦に間に合えば、負傷してから291日(約9カ月半)でフィールドに立つことになる。ミラーは以前にもACLを断裂しており、2013年12月に断裂してから269日後に、デンバー・ブロンコスの一員として2014年シーズン初戦に出場した。
当時の経験が、リハビリを続けているミラーに自信を持たせている。
「何が起こるかなんとなく分かるんだ。何が起こっているのか、その重みを理解している感じ。どれだけきついかは考えていない。次に何が起こるかを予測していて、“3カ月後にはここに、4カ月後にはここに、6カ月後にはここにいるはず”っていう感じ。俺はただ、感情の部分とかメンタル面の現状に集中するだけ。そこは自分でコントロールできるからな」
シーズン開幕週の指定について、ビルズのフロントオフィスやトレーニングスタッフ、コーチングスタッフが自身とチームにとって最善の決断を下すと信じているミラーは、「俺がプレーできると彼らが感じたら、プレーする。そうじゃなかったら、しない。それは何も問題ない」とコメントしている。
その間、ミラーはリハビリの次の段階にあたるポジションドリルに備えることになるだろう。
「今はコンディショニングやポジション別のドリルに取り組み、単にリハビリして脚力をつけるだけじゃなくて、フットボールプレーヤーとして元通りになる必要がある」と強調したミラーはこう続けた。「次の2カ月ではそれに取り組んで3カ月目には準備が整うようにしたい」
「できる限りハードに取り組むつもり。シーズン第1週に出場できるかどうかはさておき、成功をつかむためにできることをすべてやっているのだと分かっているから、心は穏やかだ」
【RA】