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ブラウンズがファンや選手が決めた新しい“dawg”ロゴを発表

2023年06月13日(火) 12:05

クリーブランド・ブラウンズの新ロゴ【NFL】

投票が集計され、クリーブランドに新しいトップドッグが誕生した。

現地12日(月)、クリーブランド・ブラウンズがチームのファンと選手によって選ばれた新しい犬のロゴを公開した。

「勝者は・・・」

「新しい公式ドッグロゴをご紹介しよう!! #DawgPound」

ブラウンズが最後にdog(犬)――ブラウンズは公式には“dawg”と表記している――のロゴを変更したのはリブランディングを実施した2015年だ。その後、チームは原点回帰し、2020年に現在のユニフォームを発表。2015年におけるリブランディングの要素はチームのワードマーク、ヘルメット(ただし、ヘルメットのブラウンのストライプの中にあったテクスチャーは取り除かれた)、カラースキームに残っている。しかし、犬のロゴ――脅威を与える犬というよりは子犬に似た漫画風のアイコン――は影を潜めたままだった。

マークを変更する必要性を感じていたブラウンズは、ロゴの募集を開始し、ファンにその決定を委ねた。その結果、デザイナーであるヒューストン・マークが提案したロゴが選ばれている。

月曜日にチーム公式サイトで公開された声明で、ブラウンズの副社長であるJWジョンソンは次のようにコメントした。「フランチャイズとして、そして都市としての私たちを、完ぺきに表現している新しいdawgロゴを発表できることにとても興奮している。ファンの皆さんから、新しいdawgロゴにしてほしいという要望をかなり前からいただいていたため、彼らにロゴを選んでもらい、どのような形でチームを表現してほしいかを決めてもらうのは、完全に理にかなった流れだった――そして、彼らは素晴らしい選択をした」

さりげないものも含め、ロゴにはフランチャイズの豊かな歴史への敬意がいくつも込められている。犬の片耳にはオハイオ州の形状を抽象的に表現したものが描かれているほか、首輪には8回のチャンピオンシップ制覇を表す8つのスパイク、犬の口には街で有名な交通の守護神像の輪郭が描かれている。

「隠された意味」

チーム公式サイトによると、マークは「私が本当に重視したかったのは、ファンと、彼らがチームと築いている関係だった」と語り、こう続けたという。「クリーブランド・ブラウンズのファンベースをデザインの前面に押し出しつつ、こうしたアグレッシブさと現実的な態度を維持するにはどうすればいいのか、と考えた」

「特にブラウンズファンには多くの歴史があるため、組み込みたい要素はたくさんあった。ファンベースの歴史やチャンピオンシップ、そしてファンであることへの誇りを尊重し、敬意を払うことが、私にとっては本当に重要なことだった」

1999年に拡張チームとしてNFLに戻ってきた際に初めて犬のロゴを披露したブラウンズにとって、新しいロゴはアプローチの大幅な変化を意味している。マスクのないブラウンズのヘルメットを被った犬がオレンジ色のフットボールを口にくわえた漫画風のデザインだった当時のロゴは、有名なファンの“ドーグ・パウンド”セクションを表しており、1999年から2002年までオルタネート(代替)ロゴとして使用された。2003年、チームはそのロゴをよりストイックでリアルな犬を描いたものに変更し、2015年のリブランディングまで、それをセカンダリーマークとして使用していた。

【RA】