急ぐことなく自分に“ぴったりな”チームを見つけたいと望むFAのRBクック
2023年06月14日(水) 10:04現在フリーエージェント(FA)となっているランニングバック(RB)ダルヴィン・クックは、次に所属するNFLチームに何を求めるのかがはっきりとしている。
現地13日(火)、『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演したクックは『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに、最終的にたどり着くチームで希望する条件を列挙した。
「価値を認めてほしい」と切り出したクックは次のように続けている。「ダルヴィン・クックを高く評価してくれる人がいい。俺がそこにいることを望み、ボールを与えてくれる人がいい。俺はただ、誰かの勝利に貢献できるような、適切な状況に身を置きたい」
「あなたが言ったように、お金はついてくるものだ。良い(フットボールを)プレーすれば、彼らはお金を支払ってくれるだろう。俺は自分のホームだと感じられるような場所に行って、誰かの勝利に貢献し、自分らしくいたいだけ。力まずにホームを探す。それだけだ」
昨シーズン、クックはNFLキャリア6年目にして初めて全試合に出場したものの、関節唇の断裂に対処するために2月に手術を受けている。現在は肩の調子が良くなっており、フリーエージェンシーにおける次のステップを見出すために落ち着いて行動しているところだと語ったクックは、それを見つけるための忍耐をいとわないようだ。
クックは「肩の調子はとてもいい」と話している。「だから、現時点では辛抱強く待つゲームをしている感じ。とにかく適切な状況を見つけようとしていて、急ごうとかそういうことは考えていない」
「体調はバッチリだし、フットボールチームでプレーできるほど良い状態だ。それは何より良いことだろう。誰とも契約していないまま焦っているわけじゃない。自分と家族にぴったりなところを探そうとしている」
今オフシーズンにトレード相手を見つけられなかったことを受けて、ミネソタ・バイキングスは先週、プロボウルに4度選出された経歴を持つクックを放出した。しかし、希望価格が妥当であれば、クックはいくつか選択肢を持てるだろう。27歳のクックは昨シーズンに1,173ランヤード、レシーブ39回で295ヤードを記録。この4シーズンでは年平均で1,256ランヤード、レシーブ43回で350ヤードをマークしている。
ミネソタでの時間を楽しんでいたと振り返ったクックは、オープンマーケットでの活動にまだ慣れていないと明かし、こうコメントした。
「そりゃあ難しいぜ。ミネソタにはたくさんの愛をもらった。彼らはどうなるか予想できない子どもを呼び寄せて受け入れてくれたんだ」
「人生における次のステップを楽しみにしているし、それはきっと面白くなるだろう。ダルヴィン・クックを手に入れる人は、自分が何を手に入れようとしているのか理解しているはず。それは単純明快さ。俺から何を得られるかは分かっているはずだし、俺自身はロッカールームで素晴らしいチームプレーヤー、チームメイト、最高の人間になるつもりだ。俺はただ、思いっきりやって誰かが試合に勝つのに貢献する準備ができている」
放出されてから数々のメッセージや『Twitter(ツイッター)』でのDMを受け取ったクックは、現在のプロセスを『Madden NFL 24(マッデンNFL24)』のロースター作りに例えて次のように話している。
「クレイジーだ。マッデンはよくプレーするし、息子と一緒にマッデンでGMをつくることもあるから、俺たちはそれをプレーしているような感じさ。現実世界でこのプロセスを経験することは、クリエイティブなゲームのような感じがする」
「面白いよ。人生におけるエキサイティングなステップだし、この1週間でたくさんの人から連絡を受けた。声をかけて俺が何を考えているのかを確認しようとしてくるだけなんだけど、とにかくたくさんの人から連絡をもらった」
【RA】