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QBの状況に懸念はない49ersのTEキトル、多くの勝利に自信

2023年06月14日(水) 11:05


サンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル【AP Photo/Josie Lepe】

ブロック・パーディーが3月に肘の手術を受けたことで、今年のオフシーズンもサンフランシスコ・49ersのクオーターバックポジションは先行きが不透明なままとなっている。

パーディーがリハビリに励むなか、ナンバー2の座を争うトレイ・ランスとサム・ダーノルドは、2022年のドラフトで最後に指名された“Mr. Irrelevant(ミスター・イレレバント)”のパーディーが開幕戦に間に合わない場合は先発するチャンスがある。

現地13日(火)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)”に出演したタイトエンド(TE)のジョージ・キトルは、QBの状況がどうなろうと49ersはロンバルディトロフィーを狙えるはずだと語った。

「言っておきたいことが2つある。まずは俺がオフシーズにQBに関する質問を受けるのはこれで5年連続だということ。信じられないだろう。もう他には何も求めないさ」とキトルは冗談交じりに話している。

「もう一つは、(ジェネラルマネジャー/GM)ジョン・リンチと(ヘッドコーチ/HC)カイル・シャナハンは、ロースターの層を厚くするために素晴らしい仕事をしてくれたと思っている。それに、他の複数のポジションの選手が充実しているから、クオーターバックがどうなろうと、フットボールの試合にたくさん勝てるはずだ」

「去年負けたあの試合(ナショナル・フットボール・カンファレンス/NFCチャンピオンシップゲーム)にまた出場するための条件はそろっている。ディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサ、オフェンシブタックル(OT)トレント・ウイリアムス、ワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエル、WRブランドン・アイユーク、フルバック(FB)カイル・ユーズチェック、ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリー、RBイライジャ・ミッチェル、ミドルラインバッカー(MLB)フレッド・ワーナー、ラインバッカー(LB)ドレイ・グリーンロー、コーナーバック(CB)シャーバリウス・ウォード、セーフティ(S)タロアノア・フファンガ、そしてフリーセーフティ(FS)タショーン・ギプソン。このチームには高いレベルでプレーできる選手がたくさんいる。DEアリク・アームステッドもそうだし、とにかくいい選手ばかりだ」

49ersの過去数シーズンの展開を考えると、キトルの見解を非難するのは難しい。

49ersは才能あるロースターを擁し、NFCでは再びポストシーズンで連勝を狙える位置につけていると言えよう。シャナハンHCはクオーターバックが誰であろうと、しっかりとしたプレーを引き出すことができるため、不確実な部分を心配する必要はそれほどないだろう。

「クオーターバックはたぶんあらゆるスポーツの中で最も重要なポジションだから、素晴らしいクオーターバックがいればもちろん助かる」と述べたキトルはこう続けている。

「だけど、今のチームには投げられる選手が3、4人はいる。ブロック・パーディーは去年8勝0敗の成績を収めた。順調に回復して復活してくれることを願っている。トレイ・ランスも成長していて、俺たちのクオーターバックを十分に務められると思う。チーム合同練習(OTA)でもいい動きを見せていたし、一緒にビッグプレーもいくつか決めた。アイユークともだ。そして、サム・ダーノルドもなかなかの投球だった。彼もアイユークと俺、他のタイトエンドともビッグプレーを成功させている。クオーターバックはこのトレーニングキャンプでも練習して、他の選手との感触を確かめることができるから、とにかくフットボールをプレーすればいい」

【RA】