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WRオデル・ベッカムはフル稼働も、ランプアップ期間が必要とレイブンズHCハーボー

2023年06月14日(水) 12:07


ボルティモア・レイブンズのオデル・ベッカム【NFL】

最後に実戦でプレーしてから500日近くが経過したが、オデル・ベッカムはフットボールフィールド復帰へ向かっている。

現地13日(火)、ボルティモア・レイブンズのヘッドコーチ(HC)であるジョン・ハーボーは報道陣に対し、今年の春にレイブンズと契約したベッカムについて、動きに制限はないが、2022年2月にロサンゼルス・ラムズの一員として出場した第56回スーパーボウルで、シンシナティ・ベンガルズに勝利した際に受けたACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの復帰に向けた取り組みを続けるため、チームは彼にランプアップ期間を設けると話した。

ハーボーは「彼は健康状態やその他の面でもフル稼働することになると思うが、多くの選手をしっかり整えることも予定している。選手たちの状態を見なければならないんだ。過剰な出場数を設定して、多くの選手を急いでフィールドに出すつもりはない。われわれは、何事においても感覚を掴みたい」と説明している。

30歳のベッカムは4月上旬にレイブンズと1年契約を結んでおり、最大1,800万ドル(約25億2,049万円)を手にすることになる。ベッカムは昨年フリーエージェント(FA)として、シーズン終了までにスーパーボウルを争うチームへの加入を試みいくつかのチーム訪問を行ったが、結局のところ2022年シーズンを通して契約を結ぶことはなかった。

ベッカムは「ベッドから起き上がって痛みを感じないのはいい気分だ。長い旅だった」と言う。

ベッカムがフィールドに立てば、ヒザのケガ以来、初めてチームの中で練習することになる。ハーボーは、ベッカムを肉体的にも精神的にも加速させるために、チームはゆっくりしたアプローチで構わないとの考えを示した。

火曜日、ハーボーは「多くの選手がそうであるように、彼は久しぶりに攻撃を学んでいる。だから、様子を見ながらやっていくことになると思う。個人でのトレーニングのあと、グループとチームで数回プレーし、彼や他の選手がどう感じるかを見て、そこから進めていくことになるだろう」とコメントした。

ベッカム本人としては、第1週に間に合うようにするのが目標だが、今週のミニキャンプでどれだけの出番があるかは分からないという。

「分からないね。決まったプレー量はないんだ」

ベッカムは自分がどれだけ健康であるかをパーセンテージで表すことを拒否したが、現在ヒザに痛みがないことは良いニュースだろう。

「ああ、いい感じだよ。今、もしランニングをする必要があったとして、ランニングができると感じられるのはいい気分だ。今回は長い道のり、過程だったんだ。だから、それをそのまま受け止めるしかないね」

ハーボーによれば、ベッカムは復帰にエキサイトしているとのことで、同様にレイブンズも彼を迎え入れ、上昇傾向にあるレシーバールームの一員とすることに興奮しているという。

ハーボーは『NFL Network(NFLネットワーク)』のシェリー・バラスに「偉大な選手たち、フットボールを愛する男たちを愛している。(ベッカムは)ボールを愛しているし、われわれはここにいたいと思う選手を求めている。そのコンボは良いものだ」と話した。

「彼は非常に多彩な選手だ。ここまで来るのに苦労しただろうし、初めて復帰して少し不安なのも理解できる。素晴らしい第一歩だと思う」

「始まったばかり😈」

【AK】