新しいキックオフルールでも自分のやり方は変えないとファルコンズKRパターソン
2023年06月16日(金) 11:09NFLのキックオフルールの変更は混乱を引き起こしており、中でも特に当惑しているコーチたちはそうした変更に批判的な態度をとってきた。
リーグは今年5月、選手がキックオフ時にフェアキャッチした結果として自陣25ヤードラインからポゼッションを開始することを認める決議案を承認した。
アトランタ・ファルコンズのキックリターナー(KR)であるコーダレル・パターソンは、ルール変更によって自分の機会がどれほど奪われることになるかを心配していないようだ。
パターソンは『USA Today Sports(USAトゥデイ・スポーツ)』のジャレット・ベルに「正直、あまり気にしていない。俺たちはアグレッシブにやるつもりだし、俺たちがここでやることにはあんまり影響しないような気がするからな。それがコーチの望みで、俺たちが彼にもたらすものだ。俺たちは飛び回るつもりさ」と語った。
最初のコメントには威勢のいい言葉が並んでいたが、パターソンは相手チームがショートキックをした場合、以前より多くのフェアキャッチをコールせざるを得なくなる可能性があることを認めている。
パターソンは「正直、状況次第だ」とコメント。「もし、相手が10ヤードラインまでものすごく高くボールを飛ばして、相手が自分から5ヤード(の距離)にいたら、フェアキャッチしないわけがないだろ? 俺たちは25(ヤードライン)から始めるだろう。賢く判断してな。アグレッシブになるつもりだけど、スマートになる必要もある」
今回の新ルールは、フェアキャッチを奨励し、キックオフリターンの回数を減らすことによって、リーグがこのスポーツで最も危険だとみなしているプレー中に発生する衝突の数を減らすことを目的としている。
32歳のパターソンは、昨シーズンに103ヤードのタッチダウンを決めたことで、通算のキックリターンタッチダウン数を9回に伸ばし、NFL記録を更新した。
ベテラン選手であるパターソンは、実際に試合が行われるまでは誰も新ルールがリターンに与える影響を正確に理解することはできないと認めている。
「プレシーズンに、全部のチームがどうやって調整するかを見るのは良いことだと思う」と話しているパターソンは「アトランタ・ファルコンズだけじゃなくて、他の31チームがどうやってプレーするのか見るんだ。とにかくスマートになろうとしている。誰にも分からないだろ? どうなるか見てみよう」と続けた。
【RA】