ブロンコスDCバンス・ジョセフ、デンバーへの復帰でウェイド・フィリップスの軌跡を追求
2023年06月16日(金) 11:07バンス・ジョセフは2018年シーズン終了後に解雇されるまで、デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)を2年にわたって務めていた。アリゾナでの4年間を経て、ジョセフは今年2月、ショーン・ペイトンの下で守備コーディネーター(DC)としてマイルハイシティに戻っている。
ジョセフはヘッドコーチとしての任期がどうだったかについて、何の反感も抱いていないという。
「公平なプロセスだった。これは勝つためのリーグだから、勝てなければ変化があるだろう」と言うジョセフは、次のように続けた。
「私にとって解雇は決して個人的なことではなかった。ここに来て、一生懸命に働いたけれど、うまくいかなかった。今は戻ってきて、ショーンのために素晴らしいディフェンスを展開し、試合に勝つことに集中している。心の中に怒りがあったことは一度もない。4年前にここを去った時でさえも」
ジョセフのもとでブロンコスは2シーズンで11勝21敗となり、クオーターバックの答えを見つけられない不調なチームであることが際立ってしまった。50歳のこのコーチは、過去4年間をアリゾナでDCとして過ごし、堅固なディフェンスを率いていたが、昨シーズンはけが人が続出し、絶望的な事態になった。
ジョセフはこのオフシーズンに、HC経験のあるベテランDCを迎え入れようとするいくつかのチームの人気候補者だった。最終的に、ジョセフはデンバーに戻ることを決断している。
ジョセフは「アリゾナを去った後にはいくつかの選択肢があったが、デンバーは私のホームだ」とコメントし、こうつけ加えた。
「ここは素晴らしいファンベースがある場所だ。私たちはまだここに家を持っている。私にとって、これはホームだった。ショーンと一緒に働くこと以外でも、私にとって完璧なスポットだった」
ジョセフは元HCで長年DCを務めたウェイド・フィリップスと同じ道を歩もうとしている。フィリップスは1993年から1994年までの2シーズン、ブロンコスのヘッドコーチを務めた後に解雇された。フィリップスは後に2015年から2016年までDCとして戻り、ペイトン・マニングが率いるブロンコスのスーパーボウル制覇に貢献している。
ジョセフの場合は再会の間隔がはるかに短かったが、ブロンコスの新DCは、フィリップスとそういったカムバックがどのようなものかを話したという。
「私が戻ってきてから約1週間後にそうした」と彼は笑いながら語った。
「彼は私にリマインドしてくれた。彼が解雇されてコーディネーターとして戻り、チャンピオンシップを勝ったということを。それが彼からのメッセージだった。私は彼の足跡をたどれることを願っている」
【KO】