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チーフスが第57回スーパーボウルのリングセレモニーを開催

2023年06月16日(金) 22:22


第57回スーパーボウルを制したカンザスシティ・チーフス【AP Photo/David J. Phillip】

第57回スーパーボウル優勝の栄光の時から4カ月がたち、カンザスシティ・チーフスはそれを祝うリングを手に入れた。

現地15日(木)夜、チームは記念のジュエリーを選手、コーチ、スタッフらに授けるセレモニーをカンザスシティで開催。

チーフスオーナーのクラーク・ハントはセレモニーを前に「私が見ていて一番ワクワクするのは、新しいリングをもらったときの彼らの表現だ」と『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェフリ・チャディハに話している。

「リング自体が絶対的に見事なのはそうだ。しかし、われわれにとってはスーパーボウルでの勝利をしっかりと祝うチャンスでもある。3年前、われわれは第54回スーパーボウルで勝利したが、これをやるチャンスはなかった。アローヘッド・スタジアムでソーシャルディスタンシングに配慮したリングセレモニーをして、それはそれでスペシャルだった。しかし、今夜は一大パーティーだ」

チーム社長のマーク・ドノバンはチェディハに、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズとタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーがリングのコンセプトにかかわったと明かした。

「パトリックとトラビスとは良い会話をもった。われわれはオリジナルのデザインを彼らに見てもらいたかったのだ。彼らと話す前に、2つに絞った。その後、彼らが素晴らしい意見を出してくれた。彼らは2人ともスタイリッシュだからね。われわれはそれを心にとめ、実際に彼らの意見を元に変更を行った。彼らはエキサイトするだろうし、それをチームメイトたちに見せることにもワクワクしていた」

「王国にふさわしい指輪」

チームのウェブサイトによれば、609個のラウンドカットのダイアモンド、16個のマーキスカットのダイアモンド、35個のルビーをあしらった16.10カラットのリングは、スーパーボウル制覇とチーフスの歴史の双方を称えるため、労を惜しまずに製作されたという。

GEHAフィールド・アット・アローヘッドスタジアムの鳥瞰図が描かれたリングトップは、外してペンダントにすることもできる。

ミニチュアのイエローゴールドのスタジアムにはリングを受け取る人物がチーフスに在籍している間に勝ち取ったロンバルディトロフィーの数が描かれており、これはトップを外した際に見えるものだ。そのスタジアムを囲むように、チーム創設者であるラマー・ハントの“アローヘッド・スタジアムは私が地球上で最も好きな場所だ”というメッセージが刻まれている。

また、アンディ・リードヘッドコーチのモットーである“エッジ”という言葉がリングの内側に描かれており、右側には忠誠なるファンベースに敬意を表し、“チーフス・キングダム”という言葉も入っている。

このセレモニーを前に、マホームズは「もちろん、すべてのチームが違う」とコメントし、こう続けている。

「待ち望んでいたこの瞬間・・・」

「次のシーズンに向けて、同じメンバーが全員帰ってきたわけじゃない。だからこそ、この瞬間をみんなと楽しむつもりさ。すごい夜になるだろうし、この物語はずっと語ることができるだろうね」

スーパーボウル連覇に向けた旅は9月7日(木)に始まる。NFLレギュラーシーズンの初戦で、チーフスはデトロイト・ライオンズを本拠で迎え撃つ予定だ。

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