DTジョーンズとの契約交渉に好感触を持つチーフスGMヴィーチ
2023年06月19日(月) 11:49カンザスシティ・チーフスが躍進を続ける原動力となっているディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズは、契約最終年を迎えるにあたって安心材料を求めている。
オールプロに選出された経歴を持つジョーンズが先週に行われていた参加必須のミニキャンプに出席しなかった背景にはそうした理由があるが、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチはチームとそのスターディフェンシブラインマンが良い状態にあると確信しているようだ。
『FOX4 News Kansas City(FOX4ニュース・カンザスシティ)』のハロルド・R・カンツによると、ヴィーチGMは現地15日(木)に実施されたチャンピオンシップリングセレモニーで「われわれは素晴らしいコミュニケーションをとってきたし、キャンプまでにはたっぷりと時間がある」と述べたという。「私はクリスと共に歩んでいくことに関して良い感触を持っている。今夜は祝ってもらい、良い時間を過ごし、明日は休む。今からトレーニングキャンプが始まるまでに自分たちは素晴らしい対話をすると確信しているし、クリスが次の年だけではなく、長くここにいてくれることを楽しみにしている」
2022年に自己最高レベルのシーズンを過ごしたジョーンズは、新契約の締結を狙っている。ジョーンズはキャリア7年目にあたる昨季に、クオーターバック(QB)ヒット29回、タックルフォーロス17回、フォースドファンブル2回、パスディフェンス4回を記録。サックではキャリアハイと並ぶ15.5回をマークした。シンシナティ・ベンガルズと対決したAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで見事なパフォーマンスを見せたジョーンズの存在とリーダーシップは、フィラデルフィア・イーグルスを制した第57回スーパーボウルにおいても非常に重要なものとなっていた。
チーフスで2つ目のスーパーボウルリングを手に入れた後、ジョーンズは残りのキャリアもチーフスの一員として過ごしたいと明言している。ジョーンズの現行契約はトータルバリュー(8,000万ドル/約113億4,928万円)と平均年俸(2,000万ドル/約28億3,746万円)で8位に位置しているが、紛れもなく素晴らしいシーズンを過ごしたことを踏まえると、これらの数字は確実に上昇するはずだ。
チームがミニキャンプを終えた中で、現在の状況について質問されたヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは、ミニキャンプでの欠席を気にしていない様子で、ジョーンズはトレーニングキャンプに参加すると見込んでいるとコメントしている。
ジョーンズとの新契約について具体的な期限を設けていないものの、過去7年間の関係性から自信を持ち続けているヴィーチGMは、次のように語った。
「そうでもない。われわれは長い付き合いだし、彼の代理人ともとても良い関係を築いてきた。つまり、こういったことは大抵、キャンプが始まる直前かちょうどそのときに解決するものだし、われわれもそうなると予想している。どうなるか様子を見ていこう」
チーフスの選手は7月17日(月)の週にトレーニングキャンプに集合する予定だ。
【RA】