第58回スーパーボウルでQBカーをラスベガスに連れ戻すつもりだとセインツDEジョーダン
2023年06月22日(木) 13:20ニューオーリンズ・セインツのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンは自分がキャリアの終盤に差しかかっていることを知っているが、今のところその頭に引退の考えはない。
あるのは、ロンバルディ(スーパーボウル優勝)だ。
「シーズンに入るときに誰も“10試合勝てればいいな”とは言わないだろう」とジョーダンは現地19日(月)の『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』出演中に語った。
「いや、一戦一戦勝ちたいんだ。俺が期待しているのは21勝0敗でも、22勝0敗でも、スーパーボウルに行くために必要なことなら何でもいい。対戦するすべてのチームに勝ちたい」
「俺が彼らの名前を知ることはないだろうけど、そこにいるすべての役立たずたちを、すべてのタックルを打ち負かそうとしているんだ。クオーターバック(QB)の一人一人を狙っている。現実として、俺たちには可能性がある。メンタリティーとしては、ディフェンスとして毎試合、引っ張っていきたい。“おい、12勝5敗のチームになれるかもしれない”なんてことは認められない。俺らは全ての試合で勝つことができると思う」
ジョーダンには期待しても良い理由がある。セインツは優秀なセカンダリー陣を誇り、ラインバッカー(LB)にはチームの柱であるベテランのデマリオ・デービスが復帰しており、新しい経験豊富なQBがロースターに加わって、多くの試合で勝利をもたらすことが期待されている。ドリュー・ブリーズが引退してから2年間、奈落の底をさまよっていたセインツは、QBデレック・カーの加入により、もはや試合をこなすだけではなくなった。
ジョーダンはカーとセインツに最高の希望を抱いている。
「スーパーボウルを期待している」とジョーダンは言った。「DC4ことデレク・カーをラスベガスに連れ戻し、スーパーボウルへの返り咲きを期待している」
楽な道のりにはならないだろうが、QBトム・ブレイディの引退により、NFC南地区は開け放たれた。この地区に明確な優勝候補は存在しない。しかし、もしいるとすれば、それはおそらくニューオーリンズだろう。
もちろん言うは易く行うは難しだが、ブリーズが引退して以来初めて、ジョーダンには興奮する正当な理由がある。今こそ、彼の高い目標を達成するために努力する時が来たのだ。
【KO】