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ジェッツSクラークがOTAでACL断裂、シーズン終了へ

2023年06月23日(金) 09:28


チャック・クラーク【AP Photo/Joshua A. Bickel, File】

ここ数年で最も期待されているシーズンに向けて準備を進める中、ニューヨーク・ジェッツにはケガの問題が浮上している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(木)に情報筋の話をもとに報じたところによると、MRI検査でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していたことが判明したベテランのセーフティ(S)チャック・クラークが、2023年シーズンの全試合を欠場する見込みだという。

クラークは自主参加のOTA(チーム合同練習)の最終週に膝を負傷した。クラークはこのケガについてセカンドオピニオンを求めているとラポポートはつけ加えている。また、ジェッツが同じ週にベテランSエイドリアン・エイモスと契約した理由はこのケガにあるとのこと。

ジェッツは今年3月、ボルティモア・レイブンズとのトレードで2024年ドラフト7巡目指名権と引き換えにクラークを獲得。その翌月には、MVPに4度輝いたことのあるクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをトレードで獲得したことにより、話題を呼んだ。こうした動きの結果、ジェッツは実質的にリーグで最も有力な候補の1つとなっている。

ジェッツにトレードされるまで、クラークはレイブンズで3年間スターターを務めていた。その間に欠場したのはわずか1試合であり、合計で49試合に出場したクラークは、インターセプト3回、パスディフェンス20回、フォースドファンブル3回、ファンブルリカバリー4回、サック2.5回、守備タッチダウン2回を記録している。

28歳のクラークはロバート・サラーHC(ヘッドコーチ)のアグレッシブな守備陣の後方でチャンスに満ちあふれているセカンダリーに理想的にフィットしていた。8年にわたって先発を務めた経験がある30歳のエイモスは、ジョーダン・ホワイトヘッドの逆サイドで堅実な代替選手として活躍するだろう。

契約最終年を迎えようとしていることから、今回のケガはクラークのジェッツにおける将来を複雑にするかもしれない。話題を呼んだオフシーズンを過ごしてきたジェッツにとって、木曜日のニュースは大きな打撃であるとはいえ、トレーニングキャンプが控えているため、調整するための時間は十分に残されていると言えよう。

【RA】