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ジェッツWRウィルソン、QBロジャース率いるオフェンスを「スポンジ」のように吸収しようと努力

2023年06月26日(月) 18:17


ニューヨーク・ジェッツのギャレット・ウィルソン【AP Photo/Steven Senne】

今季に4度のAP通信最優秀選手賞(MVP)に輝いたアーロン・ロジャースを新クオーターバック(QB)に迎えたニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンは、新たな高みへと飛躍する無限の可能性を秘めている。

すでにオフシーズンの活動でロジャースと過ごすことができたウィルソンは、できる限りのことを吸収し、新しいリーダーを中心としたジェッツのオフェンスを学ぼうとしている。

「本当に特別な経験だよ」とウィルソンは現地6月25日(日)、ミニキャンプで『ESPN』の記者リッチ・シミニに語った。

「俺はスポンジのようにできるだけ多くを吸収し、ランドール・コブやアレン・ラザードと時間を共有するようにしているよ。彼らみたいにアーロンの近くにいた人たちと一緒に過ごすことで、オフェンスのニュアンスをすべて吸収し、フィールドに出て100パーセント快適に感じられるようにしたいんだ。こうした努力は本当に楽しいし、アーロンは明らかにWRの扱いが上手いんだ。プレーするのが楽しいよ」

ジェッツは元グリーンベイ・パッカーズのワイドレシーバーであるコブとラザードをオフシーズンに獲得し、馴染みのある顔をそろえることでロジャースを歓迎した。ロジャースと10年を共にしたコブは、長年のQBと再び一緒になっている。今度はその知識を生かして、コブはロジャースのようなスーパースターとプレーする利点を、ウィルソンを含む若い選手たちに示すことができる。グリーンベイで5シーズンを過ごしたラザードも、10度のプロボウラーと自らの経験を分かち合うことが可能だ。

2022年のNFLドラフト全体10位で指名されたウィルソンにとっては新境地だ。ルーキーシーズンでは、ウィルソンはレシーブ83回で1,103ヤード、タッチダウン4回を記録。この記録は若いレシーバーとしてはすでに素晴らしい成績だが、それだけでなく、22歳のウィルソンは、ザック・ウィルソン、ジョー・フラッコ、マイク・ホワイトの誰がボールを投げても、勢いを維持することができた。ジェッツのQBの状況がようやく決まった今、ウィルソンは自分のプレーを向上させ、オフェンスを学ぶことに全力を注ぐことができる。

【KO】