肘のリハビリを続ける49ersのQBパーディー、投球を行うためにジャクソンビルへ
2023年06月27日(火) 09:36サンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ブロック・パーディーが2023年シーズンでのフィールド復帰に向けて少しずつ前進している。
パーディーが現地26日(月)にQBコーチのウィル・ヒューレットおよび整形外科医のトム・ゴームリーと共にジャクソンビルへ向かい、投球を行う予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。これはパーディーが肘の手術後のリハビリを進めていることと、2023年シーズンに向けて順調に準備を整えていることを示す新たな兆候だ。
パーディーは昨季のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで肘を痛め、フットボール復帰への長い道のりを歩むことになった。これまで(そして現在も)、パーディーはその過程であらゆるチェック項目をクリアしている。
オフシーズンを通して、パーディーの名前はさまざまな理由で注目され続けてきたが、中でも彼の健康状態が最大の理由となっていた。
再びタイトル獲得を目指すという49ersの望みがすべてパーディーに託されているわけではないが、2022年に“Mr. Irrelevant(ミスター・イレレバント)”からヒーローへと変貌(へんぼう)を遂げたパーディーがシーズン中にプレーすることが期待できないとなれば、以前にフランチャイズシグナルコーラーとして起用されるはずだったものの、自身の健康問題と、パーディーの台頭によってそうした計画が中断されたQBトレイ・ランスに再び注目が集まるだろう。また、それにはOTA(チーム合同練習)やミニキャンプでランスより早く優位に立っていた可能性のある、元ドラフト1巡目指名選手のQBサム・ダーノルドも関わってくるかもしれない。
パーディーは49ersのロースターにいるどのクオーターバックよりもカイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)のオフェンスにフィットしている。それは、チームだけではなく、誰もが知っていることだ。そのため、人々はパーディーの健康状態とリハビリの進捗状況をこれからも注意深く見守っていくだろう。現在も情報の流れはかなり鈍いと言えるが、誰に聞いてもパーディーは復帰に向けて順調に進んでいる状況だ。
【RA】