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パッカーズはQBラブとの将来に向けて準備を進めているとCジェンキンス

2023年06月27日(火) 12:48


グリーンベイ・パッカーズのエルグトン・ジェンキンス【NFL】

グリーンベイ・パッカーズはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのいない生活への第一歩を踏み出した。少なくともあるオフェンシブラインマン(OL)にとって、ロジャースの不在は見過ごすことができないものとなっている。

現地26日(月)に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したパッカーズのセンター(C)エルグトン・ジェンキンスは「ロッカールームでの存在感や、彼がゲームにもたらすもの、経験、彼が語らなければならなかったあらゆるストーリー、そういったものを考えると、ロッカールームで彼の存在が恋しくなるのは間違いないだろう」とコメントした。

これからはロジャースが落とした長い影の中で3年間待ち続けてきたQBジョーダン・ラブの出番だ。ラブは先発の座に就き、3シーズンにわたって準備してきた選手らしく対応することが期待されている。

ジェンキンスはラブについて「リーグに入った当初はスターターじゃなかったけど、ロッカールームでの振る舞いや、試合への取り組み方なんかを見ると、彼は常にスターターとして試合に臨んでいた」と語り、こう続けた。

「だから、彼が良い選手だってことはみんな分かっているし、俺たちは日曜日でもいつでもプレーする準備ができている。OTA(チーム合同練習)では、ジョーダンの良いところをたくさん見たし、彼はリーダーシップを存分に発揮していた。リーダーとして大きくステップアップしたと思う。だから、彼の将来が楽しみだし、彼と一緒にプレーする準備はできている」

ラブを筆頭に、パッカーズでは若手選手の動きが活発化している。とはいえ、2023年に重要な役割を果たす未熟な選手は彼だけではない。パッカーズが新たな様相を呈しているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で再び優勝争いに加わることを望むのであれば、キャリア2年目のワイドレシーバー(WR)であるクリスチャン・ワトソンやロミオ・ドゥブスも大きな貢献をしなければならないだろう。

すべてが計画通りにいけば、新人のWRジェイデン・リードやタイトエンド(TE)ルーク・マスグレイヴもラブを支える存在となるはずだ。

経験は乏しいものの、これまでの若手選手の動きを気に入っているジェンキンスはこう話している。

「ルーク・マスグレイヴとジェイデン・リードをたくさん見てきた。俺たちの武器、ジェイデンとルークのスピードはすごいんだ。彼らがフィールドを縦に走ったり、ルートを走ったりしているのを見ることができただけで、思わず笑みがこぼれた。彼らに何が待ち受けているのかを見る準備はできている。彼らには明るい未来が待っている気がする。ルーク・マスグレイヴとジェイデン・リードには、1年目から大いに期待している」

2010年シーズンを最後にスーパーボウルタイトルがグリーンベイにもたらされることはなかったとはいえ、タイトルタウンを自称するその街には常に期待が寄せられている。しかし、2023年シーズンはすがすがしいものとなるだろう。なぜなら、何年もロジャースと共に新たなタイトルを追い求めてきたパッカーズは現在、今季にタイトルをもたらさなければならないというプレッシャーをあまり感じていないからだ。

しかしながら、彼らは競い合うことを期待している。ラブにとってはロジャースの後任として長期的に活躍できることを証明する最初のチャンスになるため、2023年シーズンが重要であることには変わりない。

「地区優勝は常に基準になっている」と強調したジェンキンスは「3つのNFC北地区タイトルは、俺たちのロッカールームやビルでは常にスタンダードなものとなっている。俺たちは自分たちがこのディビジョンで一番優れたチームだと思っているし、どこであっても毎週試合に出て、ディビジョンで、そしてNFCで最高のチームであることを示すつもりだ」と続けた。

それは決して簡単なことではないだろう。ミネソタ・バイキングスは昨季、ディビジョン王者に返り咲いた。また、2022年シーズンに形勢を立て直したデトロイト・ライオンズには言いたいことが山ほどあるだろう。さらに、充実したオフシーズンを過ごしたシカゴ・ベアーズも将来を楽観視している。

しかし、ラブが結果を出すことができれば、未来はもっと楽観的なものになるだろう――そして、ジェンキンスのような人がウィスコンシンにおけるロジャースの存在を恋しく思うこともなくなるはずだ。

【RA】