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2023年シーズンへ向け、スティーラーズDEヘイワードがQBピケットのオフシーズンの取り組みを称賛

2023年06月29日(木) 13:20


ピッツバーグ・スティーラーズのキャメロン・ヘイワード【AP Photo/Joshua A. Bickel】

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ケニー・ピケットのルーキーシーズンはベンチで始まりながらも、勝利で終わった。

その間にピケットは多くの興奮を生み出し、ピッツバーグはこのクオーターバックが長期的な解決策だと信じるようになった。しかし、一人のスティーラーズの選手は、その成功があまりにもストレスを伴うものでなければいいと願っている。

「12月と1月を見てみると、彼にとって順調でないときでも、彼が動揺することはなかったし、その瞬間が彼にとってあまりにも困難だと感じることはなかった」と、ベテランのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ヘイワードは『3 and Out Podcast』での出演中に語った。

「ボルチモア(・レイブンズ)戦を見てみると、彼らのディフェンスが第4クオーターで得点を許さなかった回数はすごかった。それでもピケットはドライブを組み立てたし、1人だけが活躍したわけじゃない。彼は全員にボールを回していた」

「それから、クリスマスの試合で(ラスベガス・)レイダースと対戦したときも同様のことがあったよ。こんな感じで、ゲームの最後に大きなドライブが必要だってときは、いつでも彼(ピケット)が応えてくれた。俺は彼が第4クオーターを待たずに、そんなプレーをしてくれることを期待している。その方が、俺たちはもっと成功すると思う」

ピケットはシーズンが始まってひと月がすぎる頃、第4週にQBミッチェル・トゥルビスキーと交代して正式にスティーラーズの先発となり、第5週にスタートを切った。初期の戦いは厳しく、ピケットは、トゥルビスキーの代わりに出場した初試合も含め、最初の4試合で8つのインターセプトを喫している。

しかし、ピッツバーグの第9週のバイウイークの後、何かが変わった。ピケットは20対10で勝利したシーズン第10週のニューオーリンズ・セインツ戦でキャリア初のゲームウイニングドライブを実現。それ以降はインターセプトを1回投げただけで、第10週から18週までのタッチダウン/インターセプト比率は5対1だった(ピッツバーグが勝利した第15週のカロライナ・パンサーズ戦は欠場)。

ピケットの成功のおかげで、スティーラーズはプレーオフ進出の一歩手前まで行った。ピッツバーグは外部からの助けを得られなかったものの、クリーブランド・ブラウンズに28対14で快勝し、9勝8敗でシーズンを終え、2023年に向けて楽観的な気分になる十分な理由を得た。

「オフシーズンにあまり期待を寄せるのは好きじゃないけど、俺らは多くのニーズに対応し、適切な人々を呼び寄せたと思う」とヘイワードは述べる。

「クオーターバック2年目を迎える彼にとって、限界はない。ケニーは俺たちをここまで導くために素晴らしい仕事をしてきた。でも彼はもっとやりたいと切望しているはずだ。彼はハングリー精神のあるQBだし、新たなワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンであれ、オフェンスライン(OL)の厚みであれ、多くの可動部品で彼を囲むことで、オフェンス全体を固めるだけでも、彼にとって大きな助けになるに違いないよ。時間に余裕ができて、もう少し考えることができれば、これからもっと成功するだろうな」

ピケットには2022年のルーキーで、才能ある同期であるWRジョージ・ピケンズがいる。また、スティーラーズはオフシーズンにあらゆる手を尽くし、ベテランWRロビンソンを追加し、ジョージア大学のタイトエンド(TE)ダーネル・ワシントンをドラフトで獲得した。ピケットにはスティーラーズを再び光のあたる場所に導くための武器が、間違いなくそろっている。今、ピケットに求められているのは、デビューシーズンで好感触を得た後、次のステップに進むことだ。

ヘイワードによれば、すべての兆候は2023年の進歩を示しているという。

「彼はもっと多くの質問をしていると思う」とヘイワードはコメントした。

「それは高度なレベルの質問でね、単に“ここで何が見えるのか”とか“どんな見方があるのか”というだけではない。・・・彼が1年の経験を積んだことで、グループ全体が前進するだろうな。素晴らしいのは、ミッチェル・トゥルビスキーやメイソン・ルドルフという、このリーグで先発としての経験がある選手がいることだ。そのおかげで、チームはQBのポジションを前進させるために3人の優れたオフェンスの頭脳を持っている」

【KO】