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カウボーイズLBパーソンズ、2023年シーズンに116kg前後でプレーすることを希望

2023年06月29日(木) 14:14


ダラス・カウボーイズのマイカ・パーソンズ【Cooper Neill via AP】

ダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズが今オフシーズンにバルクアップしたいと考える理由はいくつかある。

1つは現実的な理由であり、バルクアップすれば強さと筋力を手に入れられ、それがキャリアを延ばすことにつながるからだ。しかし、もう1つの理由は純粋に心理的なもので、ドキュメンタリー番組『野生の王国』から見てとれるようなタイプの心理状態だ。

『The Fort Worth Star-Telegram(ザ・フォート・ワース・スター・テレグラム)』によると、パーソンズは現地27日(火)に「サファリに行くと、バスがライオンに接近するだろ。それでもライオンは決してひるまない。なぜだ? 彼らがキングだからだ。彼らがひるむことはない。こっちに来なよ、大歓迎だ。居心地が悪くても大丈夫。そうやって進化していくんだ」と語ったという。

現在、248ポンド(約112kg)のパーソンズは最終的に255ポンド(約116kg)くらいになりたいと話している。増量のほとんどは7月26日(水)から始まるカウボーイズのトレーニングキャンプ中に行われるのだろう。昨シーズン、パーソンズは245ポンド(約111kg)と登録されていた。

自宅のジムを改良し、リカバリーのためにサウナも導入したパーソンズは、自宅でのワークアウトも始めている。すべてはオフシーズン中に大変身を遂げるために行なっていることだ。

「安定性が重要だ。関節を強化し、膝や肩を強化することで、しつこいケガをしないようにする。特に、足の付け根。できる限り健康を維持しようとしている」とパーソンズは話している。

カウボーイズ守備陣のリーダーとして、パーソンズは今季に他の仕事も担う予定だ。新人のディフェンシブタックル(DT)マジー・スミス、LBデマーヴィオン・オーバーショウン、ディフェンシブエンド(DE)ヴィリアミ・フェホコJr.など、数名の若手選手がロースターに加わったため、パーソンズはリーダーシップの面でも頼りにされることを分かっている。

しかし、パーソンズは新人選手たちに対してあまりにも厳しくするつもりはないようだ。ルーキーたちがそれぞれのペースで学んでいくことを期待していると語ったパーソンズは、次のようにコメントしている。

「あまり無理強いはしたくない。自ら本領を発揮し、自分の仕事をやり遂げ、評価を得ないと。結局は努力と粘り強さ、そしてどう猛さにかかってくる」

「すべてのプレーを決められるわけじゃないけど、ただ走るだけでプレーすることにはなる。それがカギだ。いったん走り始めたら、ゲームはスローダウンする。あとは成長し、ミスから学び始めるんだ」

【RA】