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キャリア2年目にブレイクを期待するコマンダースWRジャハン・ドットソン

2023年06月29日(木) 15:41


ジャハン・ドットソン【AP Photo/Alex Brandon】

ワイドレシーバー(WR)ジャハン・ドットソンは強気な姿勢でNFL入りしたが、それはワシントン・コマンダースでのルーキーシーズンを終えても消えていないようだ。

『2nd Wind podcast(セカンド・ウインド・ポッドキャスト)』に出演したドットソンは、NFLへの道のり、WRテリー・マクローリンとのプレー、新攻撃コーディネーター(OC)エリック・ビエネミーのもとでのプレーなど、さまざまなトピックについて深く語った。

ドットソンは今シーズンの自身のモチベーションについて言葉を濁さず、なぜ“100パーセント”強気な姿勢を掲げ続けているのかをこう説明している。

「正直なところ、テレビを見ていて思うんだけど、俺たちはインターネットの時代に生きているから、スポーツ解説者たちがこの選手がブレイクするシーズンになる、この選手はこうする、この選手はああする、と話しているのをいつも見ているんだ」

「でも俺の名前は決して出てこない。それを心にとめている。それが俺が働く理由だ。彼らは俺の名前を言わない。それを個人的に受けとめている」

2022年NFLドラフトの16位で指名されたドットソンは、まだ自分が見過ごされていると感じている。シーズン第1週でタッチダウン2回、開幕から4試合でタッチダウン4回と、ルーキーとしてシーズン序盤に成功を収めたのは、自分を疑う者が間違っていることを証明しようというモチベーションがあったからだという。

「だから去年、ドラフトで俺を見送ったチーム全てに、自分の存在を知らしめる必要を感じた」と言うドッドソンは「敬意を払ってもらわないといけないと思ったんだ。必要なリスペクトを得られていないと感じた。彼らに俺をリスペクトさせなければならなかった」と続けた。

しかし、第4週に実施されたダラス・カウボーイズ戦でハムストリングを痛めた時から、ドットソンは頓挫(とんざ)。復帰まで5試合を欠場し、復帰後3試合はパスキャッチ2回にとどまった。

それでも、最後の5試合ではキャッチ21回で344ヤード、タッチダウン3回と好調な仕上がりを見せ、ドットソンは正しい軌道に戻った。ワシントンのワイドアウトであるドットソンは、昨年のケガがなければ「12回、もしくはそれ以上」タッチダウンを挙げられたかもしれないとコメントしている。

ドットソンの考えでは、2年目はさらに高みを目指すことになる。

「正直なところ、今年はブレイクする年だと感じている」と言うドットソンは「そのためにハードワークをしてきたし、みんなに自分の存在を知らしめなきゃいけない」とつけ加えている。

今季にブレイクが果たせれば、その一部の功績はマクローリンに帰せられるだろう。ドットソンはマクローリンとのWRコンビで、NFLで“頂点に立つ”と信じている。さらに第3のレシーバー、カーティス・サミュエルを加えれば、このポジションは間違いなくチーム最大の強みだ。

しかし、オフェンスには他の問題がある。先発クオーターバック(QB)はサム・ハウエルかジャコビー・ブリセットのどちらかが務めることになりそうで、どちらも今季は出番があるかもしれない。また、新OCビエネミーにオフェンスの選手たちが順応するまでの調整期間も必要だ。

ドットソンは以前もビエネミーの初期の仕事ぶりを称賛し、その功績を称えており、ポッドキャストではコマンダースのオフェンスが今季どのようなビジョン持つのかを説明した。

「俺たちはプレーメーカーをフィールド上で広く活用する予定だ」とドットソンは言う。「ボールを選手たちに渡し、彼らが神から授かった才能を最大限に発揮させるのさ」

【KO】