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WRリドリー加入の影響について語るジャガーズWRアグニュー

2023年07月03日(月) 15:05


ジャクソンビル・ジャガーズのカルビン・リドリー【NFL】

ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーがジャクソンビル・ジャガーズの新しいチームメイトと練習を始めてからはまだ数週間しか経っていないが、そのスキルの高さから、チームメイトはすでに彼がロースターに加わることに期待を寄せている。

先週、WRジャマル・アグニューは『talkSPORT(トーク・スポーツ)』に「彼の動きを見れば分かるはず。ルートランニングを見たら、彼が走れることも、どんなボールでもキャッチできることも分かる。彼は普通じゃないんだ。彼が試合に出たらミスマッチの悪夢を見ることになる。このリーグで彼をガードできる選手はいないと思う」と話している。

ジャガーズはトレード期限当日にアトランタ・ファルコンズからリドリーを獲得。彼らはリーグのギャンブルポリシーに違反して無期限の出場停止処分を受けていたリドリーが、その処分が終わるまでフィールドに立てないことを承知した上でトレードに踏み切った。2022年シーズンが終了し、復帰申請が可能になった途端に申請をしたリドリーは、3月に完全復帰。そこでようやく新しいチームのオフシーズン活動に参加する機会が与えられた。

現在28歳のリドリーはファルコンズでの4年間で3,342レシーブヤードを記録。最後にフル出場した2020年には1,374ヤードを稼いだ。リドリーは今シーズンからそうしたスキルをデュバルで発揮することになる。

リドリーはすでに危険な存在となっているジャガーズ攻撃陣に加わることになった。昨季、シーズン終盤にかけて勢いを増したジャガーズ攻撃陣は、終盤の追い上げによってテネシー・タイタンズをしのぎ、2018年以来で初めてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を成し遂げた。ジャガーズがレギュラーシーズンで30点以上を獲得して勝利した試合は4試合あるが、そのうちの3勝は最後の5週間で手にしたものだ。また、逆転勝利を収めたワイルドカードラウンドのロサンゼルス・チャージャーズ戦でも31点を挙げている。

昨シーズンにジャガーズがどん底から頂点へ上りつめるのに貢献したレシーバーのほとんどは、リドリーと共にパスをキャッチするためにチームに戻ってくる。マービン・ジョーンズはデトロイト・ライオンズに移籍したものの、アグニューに加え、WRのクリスチャン・カークおよびゼイ・ジョーンズ、タイトエンド(TE)のエバン・エングラムはチームに残っている状態だ。この3人は昨季に合わせて2,697レシーブヤードを記録している。

そうしたメンバーにリドリーが加わることは、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスにとってメリットしかないはずだ。初めてダグ・ペダーソンHC(ヘッドコーチ)の指揮下でプレーしたキャリア2年目のシーズンに素晴らしい活躍を見せたローレンスは、今季もその勢いに乗ることを目指している。

アグニューは「うちには爆発的なオフェンスがある。カークにゼイ、エバン、トラビス(イーティーエン、ランニングバック/RB)、俺。それから、クオーターバックはトレバーだ。でも、去年に築き上げたそのオフェンスにカルビンを加えるんだろ? リーグは警戒しなきゃいけないんじゃないの」とコメントしている。

【RA】