自身をこのリーグの先発QBとみなすパンサーズQBアンディー・ダルトン
2023年07月03日(月) 16:51カロライナ・パンサーズのベテランクオーターバック(QB)アンディー・ダルトンにとって、今年は新たな年と新たなチームでのスタートとなる。
ダルトンは、2023年のNFLドラフト前に2年総額1,100万ドル(約15億9,043万円)の契約を結び、当面はカロライナにとどまる予定だ。パンサーズが新人QBで全体1位指名のブライス・ヤングを先発にすることが示唆されているにもかかわらず、ダルトンは13シーズン目を迎える中でまだ多くを提供できると感じている。
ダルトンは最近行われた電話インタビューで『The Fort Worth Star-Telegram(ザ・フォート・ワース・スター・テレグラム)』に「俺は自分自身をこのリーグの先発と見ている。俺より優れた32人の選手がいるとは思っていない」と話し、こう続けた。
「でも、これが俺の現状なのは理解している。ベスト32じゃない、あるいはそれ以下と思ったら、俺はテレビでフットボールを観るだろう」
ダルトンがヤングのバックアップになるという見方が一般的だが、35歳のダルトンはそれに落胆するのではなく、コーチ陣に顔見知りがいる中で、自己のスキルセットを継続的に向上させることに集中している。
ダルトンは「俺はここで本当に、本当に良い状況にいる。ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクは38歳までプレーしていた。彼はキャリアのあるバックアップだった」と述べた。「彼はQBというポジションに求められる継続性を理解している。パンサーズのQBコーチ、ジョシュ・マッコウンは40歳までプレーしていた。ジョシュは過去10年間私の友人で、今は俺のコーチだ」
ダルトンは2022年、ニューオーリンズ・セインツで14試合に出場、先発し、2,871パスヤード、66.7%のパス成功率でタッチダウン18回を記録。また、ダルトンは9回しかインターセプトを投げず、これはカーク・カズンズ(ミネソタ・バイキングス)、アーロン・ロジャース(ニューヨーク・ジェッツ)、パトリック・マホームズ(カンザスシティ・チーフス)、ジョー・バロウ(シンシナティ・ベンガルズ)よりも少ない。
ダルトンは必要な時にプレーができることを証明したが、セインツが7勝10敗という負け越しのシーズンを終えた後、フリーエージェントのデレック・カーと契約したことを受け、ダルトンのニューオーリンズでの時間に終止符が打たれるのは明らかだった。
「ここ数年を振り返ってみると、自分が望んでいたような結果にならなかった状況もあった」と言うダルトンは、次のように続けている。
「昨年は個人的にはいいフットボールができたと感じたが、勝ち星は少なかった。それが最も重要なことだ。俺は選手としての自分に自信を持っている。これが“NFL13年目だ”と言える人はあまりいない。自分の居場所が心地よい。次世代のQBを助けるこの立場にいるのは楽しい」
ダルトンは2015年シーズン以来、NFLのチームを勝ち越しに導いていないが、それでもプレーへの渇望、そして勝利への渇望は明らかに持っている。もしヤングが苦戦すれば、ダルトンは待機しており、このリーグで先発QBの資質を持っていることを示すあらゆるチャンスを利用する準備ができている。
【KO】