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チーフスLBトランクウィル、QBマホームズが練習で見せるパスに驚嘆

2023年07月10日(月) 11:14


ドルー・トランクウィル【NFL】

ロサンゼルス・チャージャーズのラインバッカー(LB)として過ごした4シーズンのうち、ドルー・トランクウィルはカンザスシティ・チーフスおよびクオーターバック(QB)パトリック・マホームズと対戦したことが5回ある。

そして、そのうち一度だけ勝利を手にしたことがある。

だからこそトランクウィルは対戦相手の視点から、マホームズがいかに特別で華々しい存在であるかを、身をもって知っている。しかし、新たにチーフスに加入したトランクウィルの、チームメイトとしてマホームズを間近に見た最初の印象の鮮やかさは、これまでの出会いによって麻痺することはなかった。他の選手同様、トランクウィルもマホームズの堂々たる姿に驚嘆している。

現地6日(木)、トランクウィルは『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』のオマール・ルイスに「彼(マホームズ)の投げるパスは毎年見るハイライトのようなものだ。彼のパスは、大きな試合でたまたま成功させた一発勝負のものじゃない。実際、彼は毎日の練習でもあんなパスを投げているんだ」と話した。

「毎日、自分がフィールドに立っている時や、サイドラインで休憩をとっている時でも驚かされる、“ワオ、なんてパスだ。なんて才能なんだ”ってね」

ロサンゼルスでキャリアベストのシーズンを送ったトランクウィルだが、意外にもチャージャーズから再契約を打診されなかった。トランクウィルがチーフスに移籍するのを決めたのは、スーパーボウル制覇の可能性を見てのことであり、それを持ちかけたのが他ならぬヘッドコーチ(HC)アンディ・リードだったからだ。

スーパーボウル制覇における大きな要素が、AP通信NFL最優秀選手賞(MVP)2回、スーパーボウルMVP2回を獲得したマホームズだ。

前述の通り、トランクウィルはチーフスとの対戦で5回中4回、敗北を喫している。しかし注目すべきは、カンザスシティに対して唯一勝利した試合では、トランクウィルが最高のパフォーマンスを発揮し、マホームズに一泡吹かせたことだ。2021年シーズン第3週、チャージャーズがチーフスに勝利した試合で、トランクウィルはタックル8回、QBヒット1回、ロスタックル1回、そしてサック0.5回を記録。

トランクウィルは、チャージャーズQBジャスティン・ハーバートの早期成長を間近で見てきたため、オールスターQBとロッカールームを共有することにも慣れている。

とはいえ、トランクウィルは間違いなく、これからマホームズと同じサイドに立つことにワクワクしている。

「彼と何度か話す機会があり、とても楽しかった」とトランクウィルはコメントした。「彼との対戦は本当に楽しい。彼は素晴らしい才能の持ち主だ」

【KO】