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トレーニングキャンプに向けて「準備はできている」とベアーズWRムーニー

2023年07月11日(火) 09:40


シカゴ・ベアーズのダーネル・ムーニー【AP Photo/John Bazemore】

シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー(WR)ダーネル・ムーニーは手術が必要な足首のケガに見舞われたことによって2022年シーズンの途中で戦線離脱したが、現在はトレーニングキャンプに向けて準備を進めている。

オフシーズンワークアウトを欠席していたムーニーは、自身が主催したユースキャンプの場で、トレーニングキャンプの開始日にあたる現地7月25日(火)にはチームに合流できそうだと明かした。

『WGN Chicago(WGNシカゴ)』によると、ムーニーは「調子はいい。準備はできている」と話したという。

ベアーズのナンバー1ターゲットでありながら、ムーニーは2022年シーズンを通して苦戦し、シーズン第12週に足首のケガが原因でフィールドを離れるまでの成績は、レシーブ40回で493ヤード、タッチダウン2回というものだった。負傷した足首にスクリューを入れた25歳のムーニーはオフシーズンの間、チームメイトのセーフティ(S)エディ・ジャクソンと共にリハビリを行なっている。

「浮き沈みがあった。試練だった」と振り返ったムーニーは「いくつか学んだことがある――俺はその道のりを楽しんでいた。その過程を楽しんでいたんだ。座っていることで多くのことを学んだ。あまり多くのことはできないからな。足首のリハビリをしながら、特にエディと一緒にいて、人生のこととかをいろいろと話せたこと――それは素晴らしかった」と続けている。

トレーニングキャンプにはフル参加できる見込みだとムーニーは話しているものの、ベアーズがムーニーの復帰を急がせない可能性はあるだろう。

オフシーズンにD.J.ムーアが加入したことで、新人契約の最終年を迎えるムーニーはナンバー2の役割を担うことになった。ムーアに注目が集まる中、ムーニーはブレイクアウトを果たした2021年シーズンにキャリアハイの1,055ヤードを記録することを可能にしたタイプのカバレッジを見ることになるはずだ。

ムーニーは「今年も同じオフェンス、同じ体制の下でやる――俺たちはそれを熟知している。俺たちは“正しいことをやっているか? それともやっていないのか?”と考えるだけじゃない。1年目と2年目は知識の面で別物だったってことは分かっている。盛り上げようとしているとかそんなんじゃない。ただ勝つつもりなだけ。俺たちは勝たなきゃいけない。ただそれだけさ」と語っている。

ムーア、健康を取り戻したムーニー、チェイス・クレイプール、そしてタイトエンド(TE)のコール・ケメットおよびロバート・トニアンがいることから、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズの武器は昨シーズンよりも良い状態にあると言えよう。とはいえ、ベアーズがオープンなNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で戦うためには、あらゆる要素がうまくまとまらなければならない。

ファンに対するメッセージを求められたムーニーは「勝つ準備をしておいて。負けるのはうんざりだ。過度な期待とかそういうのはしないで。ただ勝つ準備をするんだ」とコメントしている。

【RA】