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トレーニングキャンプを控え、ACL断裂から「本当によく回復している」とライオンズ新人QBフッカー

2023年07月12日(水) 10:40


デトロイト・ライオンズのヘンドン・フッカー【NFL】


デトロイト・ライオンズの新人クオーターバック(QB)ヘンドン・フッカーは、昨年11月に断裂したACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)のリハビリをしつつ、”レッドシャツ”シーズンに向かっている。

今月末のトレーニングキャンプで気になるのは、この3巡目指名のクオーターバックがキャンプ中に少しでもフィールドに出ることがあるのか、それともメンタル面の練習のみになるのか、ということだ。

フッカーは先日、『Knoxville-News Sentinel(ノックスビル・ニュース・センチネル)』のコーラ・ホールに「本当によく回復している」と話していた。

現地9日(土)、フッカーは「一日一日を大切にして、自分が望む状態、それを超えるさらに良い状態まで体を作り続けているよ」とコメントしている。

昨年11月19日にACLを断裂したため、フッカーはライオンズのオフシーズンプログラムに参加できなかった。しかし、先月からは投球を再開している。

トレーニングキャンプの開幕に向け、リーグの非フットボール故障者リストに登録される可能性のあるフッカーは、2023年のライオンズにとって重要な要素にはならないだろうが、キャンプ中にフィールドに出る許可が下りれば、成長の助けになる貴重なレップスを得ることができるだろう。

フッカーは「ライオンズのスタッフが大好きだよ。彼らはとても協力的だ。いつも教えてくれるし、成長することに飢えている。どのコーチにも競争する気持ちがある。フィールドでは常に競争だ。オフェンスもディフェンスも、常にコミュニケーションを取り合っていて、俺はそれが好きなんだ。より良くなるために進歩し続けるチームの一部でありたいし、俺たちがやろうとしているのはそういうことなんだ。俺たちは試合に勝とうとしている。」とコメントした。

1巡目指名の可能性もあったフッカーは、ACL断裂により2023年ドラフト3巡目まで滑り落ち、そこでライオンズに指名された。最低でも、このテネシー大学ボランティアーズ出身のクオーターバックはジャレッド・ゴフに次ぐ控えになるはずだ。最も良い結果となった場合、フッカーがダイナミックな先発能力を示し、ライオンズは数年間、本来高コストになりがちなポジションで低コストのパサーを保有することができる。しかし、まだその議論には至っていない。

今のところ、フッカーはリハビリを続けている。そして、コーチングスタッフはその取り組みを気に入っているようだ。

クオーターバックコーチのマーク・ブルネルは『The Detroit News(ザ・デトロイト・ニュース)』で「もし彼に(仕事への素晴らしい)倫理観がなかったら、彼はここにいなかっただろう。彼は賢い選手で、時間を惜しまない。最も重要なことは、彼が強く、健康になることだ。でも私は彼にとても満足している。ミーティングでは、新人たちにたくさんの質問を投げかけ、厳しい状況に慣れてもらっている。彼はいつもとてもいい仕事をしているし、惜しまず時間をかけているのは明らかだ」と語った。

昨シーズン、ライオンズがジェイムソン・ウィリアムズにしたように、チームはフッカーに対しても安全策を取るだろう。2023年シーズンはゴフを中心にし、ライオンズはネイト・サッドフェルドを控えとして呼び戻した。フッカーが今シーズンフィールドに立つ見込みはゼロだろう。そのため、キャンプ中に少しでも仕事をこなせばそれはボーナスとなり、リハビリが順調に進んでいることを示すことになる。

【AK】