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セインツRBカマーラが問われていた軽犯罪に対して不抗争の答弁

2023年07月12日(水) 10:44


ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Matt York】

ネバダ州クラーク郡地方裁判所によると、2022年2月にラスベガスで起きた事件で治安妨害の軽罪に問われているニューオーリンズ・セインツのランニングバック(RB)アルビン・カマーラが、現地11日(火)に不抗争の答弁をしたという。

27歳のカマーラは30時間の社会奉仕活動を行い、被害者のダーネル・グリーンさんに10万5,196.17ドル(約1,471万円)の賠償金を支払わなければならない。カマーラには500ドル(約7万円)の罰金も科される予定だ。

カマーラは依然としてNFLの個人行動規範に基づいて処分される可能性がある。

リーグは火曜日に発表した声明で「私たちは現在も調査が続けられているこの問題におけるすべての進展を注意深く見守っている」と述べた。

3月2日、カマーラは当初問われていた、暴行を共謀した罪および深刻な身体的危害をもたらす暴行に及んだ罪に対して無罪を主張。裁判の日程は7月31日(月)に設定されていた。これらの罪はそれぞれ軽罪と重罪に分類される。

カマーラは2022年2月5日にラスベガスにて暴行を加えた容疑で、NFLのコーナーバック(CB)クリス・ラモンズおよび他の2名とともに2月16日に起訴された。カマーラとその他の被告人たちは2月6日、2022年のプロボウルウイークエンド中に逮捕されている。

警察による最初の報告書によると、グリーンさんは2022年2月5日朝に“ザ・クロムウェル・ラスベガス・ホテル&カジノ”で加害者とされているメンバーを含む人々とともにエレベーターを待っていたと、ラスベガスメトロ警察に語ったという。エレベーターのドアが開いた後、カマーラはグリーンさんの胸に手を当て、エレベーターに乗るのを止めたとされている。

グリーンさんはカマーラを押しのけた後に自分も強く突き飛ばされたと明かした。さらに、ラモンズに殴られ、複数人に蹴られ、最後に意識を失ったという。グリーンさんはカマーラが自分を殴ったメンバーの1人であることを確認している。

警察の報告書によると、監視カメラの映像がグリーンさんの証言を裏付けているという。映像にはグリーンさんがカマーラを含む4人の容疑者に襲われている様子が映っていたとのこと。

警察の調書によると、グリーンさんは右目の眼窩(がんか)を骨折したという。グリーンさんはルイジアナ州で1,000万ドル(約13億9,436万円)の損害賠償と陪審裁判を求める民事訴訟も起こしていた。グリーンさんの弁護士であるトニー・バズビーは火曜日、カマーラに対する民事訴訟については非公開の条件で和解が成立したと発表している。

2017年NFLドラフト3巡目指名を受けて加入したセインツで6シーズンを過ごしてきたカマーラ。キャリア通算では8,888スクリメージヤード、トータルタッチダウン71回を記録し、プロボウルには5回選出されている。

【RA】