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バッカニアーズが“クリームシクル”のスローバックユニフォームを披露

2023年07月13日(木) 11:38


タンパベイ・バッカニアーズ【NFL】


1976年から1996年にかけてタンパベイ・バッカニアーズはスポーツ界で最もユニークなユニフォームでNFLのフィールドを飾った。現地12日(水)にフランチャイズは2023年シーズンに復活する“クリームシクル”の愛称で親しまれたユニフォームの最新版を発表している。

バッカニアーズはこのクラシックな装いを紹介するため、ワイドレシーバー(WR)のマイク・エバンスやクリス・ゴッドウィン、アウトサイドラインバッカー(OLB)ラボンテ・デービッド、セーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.といった現役のスター選手に加え、フルバック(FB)マイク・アルストット、コーナーバック(CB)ロンデ・バーバー、ラインバッカー(LB)デリック・ブルックスといったチームのレジェンド選手も登場する3分間の動画を公開している。

「われわれのレガシーは続く」

バッカニアーズのクラシックなユニフォームは1976年のデビュー当時からほとんど変わっていない。ホームユニフォームはフロリダを象徴するオレンジ色のジャージに白のパンツ。肩と脚のサイドに赤と白のストライプが入り、オレンジ色のソックスにも同じデザインが施されている。

白いヘルメットにはバッカニアーズの初代のロゴとなる短剣を歯に食いしばった荒くれ者の海賊“Bucco Bruce(バッコ・ブルース)”があしらわれ、オレンジのフェイスマスクとヘルメット中央の赤とオレンジのラインがこのスローバックルックを仕上げている。

チームはシーズン第6週のデトロイト・ライオンズとのホームゲームで“クリームシクル”のユニフォームが待望の復活を遂げると6月に発表していた。

バッカニアーズの最高執行責任者ブライアン・フォードは声明でこう述べている。

「われわれのファンは選手たちがこのクラシックなクリームシクル・ジャージを着て戻ってくるのを10年間待ち望んできた。10月15日(日)のデトロイト・ライオンズ戦でこの唯一無二のユニフォームをお披露目する際、われわれの豊かなレガシーを祝えることを心待ちにしている。バッカニアーズ・フットボールの新時代を始めるにあたり、チームの歩みに重要な役割を果たしてきた人々に敬意を表するとともに、将来の成功の原動力となる新しい世代のファンにアピールすることを目指している」

2013年にリーグがシーズン中に着用できるヘルメットを1セットのみとするルールを制定したため、バッカニアーズがこのクラシックなルックを着用するのは約10年ぶりとなる。NFLは2021年にこのルールを改正し、1チームにつき2セットのヘルメットを認めたことで、2022年シーズンにはすでにいくつかのチームがオルタネート(代替)キットを採用している。

バッカニアーズが“クリームシクル”を着用したのは1996年シーズンが最後となり、その後は赤、銅、オレンジ、黒の配色と、剣と旗に白いドクロをあしらった現在のロゴへと移行した。

新しいルールが導入され、バッカニアーズはチームの歴史にオマージュを捧げる最新のフランチャイズとなる。

【R】