クリーブランド・ブラウンズは2023年シーズンに、70年以上ぶりに白いヘルメットを着用する。

現地18日（火）、ブラウンズは3試合で着用する白のオルタネート（代替）ヘルメットを発表した。着用する試合はシーズン第2週のピッツバーグ・スティーラーズ戦、第6週のサンフランシスコ・49ers戦、第17週のニューヨーク・ジェッツ戦の予定だ。

taking it back to how it all began ⚪️ pic.twitter.com/XPiFCHGdND

— Cleveland Browns (@Browns) July 18, 2023

「すべてがどのように始まったのか、振り返ってみよう⚪️」

新しいヘルメットはブラウンズのクラシックなデザインから大きく変更されることなく、ホワイト、ブラウン、オレンジのカラーをいつも通りの配置から基本的に反転したものとなっている。ホワイトが全体のベースとなり、ダークブラウンの2本のストライプが中央のオレンジのストライプを縁取っている。また、光沢のあるメタリックブラウンのフェイスマスクが新しいスタイルを完成させている。

オルタネートヘルメットと共に着用される予定の、オレンジとブラウンのストライプが入ったオールホワイトのユニフォームは、ブラウンズにとって見慣れないものではない。しかし、オレンジのシャドーパイピングが入ったブラウンの背番号は、クラシックな雰囲気に華を添えている。

1946年に白一色のヘルメットでプロフットボールデビューを飾ったブラウンズは、1951年に象徴的なオレンジ色のヘルメットに変更した。この新しいユニフォームの左胸にある1946年のパッチは、ブラウンズのこれまでの歴史に敬意を表している。

チームの副社長であるJWジョンソン氏は、チームのウェブサイトを通して「オルタネートヘルメットを着用する機会を得て、われわれはとても興奮している。今回白いヘルメットの着用を決定した理由としては、ブラウンズの過去を思い起こしたとき、偉大な選手たちの多くが白いヘルメットをかぶっていたことや、ファンからの要望などが挙げられる。われわれは常に素晴らしいファンとの交流を続け、可能な限りファンのためになるものを提供したいと思っている」とコメントした。

火曜日のオルタネートヘルメット公開は、ファンによる募集、投票で決定し先月発表された新しい”dawg”ロゴの発表の後に行われた。また、昨シーズンはフィールド中央のロゴにもファンの声が寄せられ、50ヤードラインに”エルフのブラウニー”が登場した。

ブラウンズはここ数年、ユニフォームや全体的なルックスに関して再構築を進めており、昨年承認された新しいオルタネートヘルメットルールを活用している。2015年、チームは新たなトレンドを生み出すべく、従来のルックスから大胆に脱却した。2020年シーズンを前に、ブラウンズは現代的な感覚を与えるいくつかの重要な要素を残しながら、クラシックに立ち返った。

その結果として、白いユニフォームというNFLで最もクリーンなユニフォームのひとつを完成させ、2023年シーズンには新たなルックスでプレーすることになる。

【AK】