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スティーラーズとLBハイスミスが4年約95億円の契約延長に合意

2023年07月20日(木) 10:24


ピッツバーグ・スティーラーズのアレックス・ハイスミス【G. Newman Lowrance via AP】


2022年シーズンにブレイクを果たしたラインバッカー(LB)アレックス・ハイスミスが早くもその成果に見合った見返りを得ている。

現地19日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに、ピッツバーグ・スティーラーズがハイスミスと4年6,800万ドル(約94億9,861万円)の契約延長に合意したと報じた。その後、チームはこの契約を正式に発表している。

今回の動きを受けて、2023年に新人契約の最終年を迎えようとしていたハイスミスは、NFLのパスラッシャーの報酬額でトップ10に入ることになった。

チーム公式サイトによると、ハイスミスは新契約の締結直後に「これは本当にありがたい」と話したという。

「自分が根っからのピッツバーグ・スティーラーであることは分かっているし、あと4年間この素晴らしい組織の一員でいられることは、俺にとっても、妻にとっても、家族全員にとっても、この上なく大事なことだ。ここは、自分がいたい場所で、フットボールをプレーしたい場所。信じられないほど感謝している。ここにいられることにものすごく感謝しているし、仕事に取りかかるのが待ちきれない。ワクワクしている」

「この組織は歴史そのものだ。ここにいる全員が一流の組織を形作っている。プレーするのに素晴らしい場所だ。ここのディフェンスでプレーするのも、コーチングスタッフも、ここのすべてが大好きだ。(球団社長のアート)ルーニー氏、オマール(カーン、ジェネラルマネジャー/GM)には、あと4年ここにいられるようにしてくれたことに本当に感謝している。すぐに仕事を始める準備はできている」

ハイスミスはチーム内で最多のサック14.5回を記録してキャリアハイを更新した昨季を経て昇給をかなえた。間もなく26歳になるハイスミスは、2022年シーズンにトータルタックル63回、タックルフォーロス12回、クオーターバック(QB)ヒット20回、リーグ最多のフォースドファンブル5回を記録している。

昨シーズン初戦でチームメイトのアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットが胸筋を断裂した後、ハイスミスは一気に調子を上げた。ワットが欠場していたことと、シーズン第5週にクオーターバックが交代したことが相まってスティーラーズは敗北を重ねていたが、その間にハイスミスはピッツバーグの主な破壊力として開花。ワットがシーズン第10週に復帰し、スティーラーズがシーズン後半に7勝2敗を収めてプレーオフ進出まであと一歩のところまで迫っていた中で、ハイスミスの成長ぶりには大きな注目が集まった。

それが、健康状態さえ良ければスティーラーズがNFLで最高のディフェンスだとハイスミスが信じている理由であり、チームがかつてドラフト3巡目指名した選手を現時点で確保しようと決めた理由でもある。

「トレーニングキャンプに臨む準備はできている。スティーラーズ・ネーションが総力をあげるのは分かっている」と語ったハイスミスは「ここに来て興奮している。仕事に取りかかる準備はできている」と続けた。

【RA】