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ジェッツ、トレードが成立しなければWRミムスの放出を計画

2023年07月20日(木) 10:48


ニューヨーク・ジェッツのデンゼル・ミムス【AP Photo/Seth Wenig】


ワイドレシーバー(WR)デンゼル・ミムスのニューヨーク・ジェッツ在籍期間が無情にも終わりを迎えようとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地19日(水)に情報筋の話をもとに、トレード相手が見つからなければジェッツはミムスを放出することを計画していると報じた。

第一報を伝えたのは『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のブライアン・コステロだ。

ガラフォロは、各チームがミムスに関してジェッツと接触しているため、放出ではなくトレードが実現する可能性は確かにあるとつけ加えている。

NFLネットワークのイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに伝えたところによると、ジェッツは水曜日にミムスに計画を伝えたにもかかわらず、放出はしなかったとのこと。木曜日に向けてミムスがジェッツでそうした状況に置かれていることから、取引が成立する可能性はまだ残されていると言えよう。

2020年ドラフト2巡目指名を受けたミムスは、競争の激しいWRルームにいながらケガがつきまとったことで、ジェッツでの足がかりを見つけるのに苦労してきた。この3シーズンで30試合に出場し、レシーブ42回、676ヤード、タッチダウン0回を記録している。

昨年の今頃、ミムスはジェッツにトレードを要請。彼の代理人は、チームがミムスに対してオフェンスで地位を確立するための正当な機会を与えていないと主張した。これはジェッツがドラフト1巡目でWRギャレット・ウィルソンを指名してから数カ月後の出来事だった。ウィルソンは最終的に2022年NFLオフェンス部門年間最優秀新人賞に輝いている。

ミムスはトレード要請直後の昨プレシーズン最終戦で輝きを放ったが、重要な試合では大きなインパクトを残せなかった。2022年はレシーブ11回、186ヤードという記録でシーズンを終えている。

再スタートを切ってキャリアを立て直したい25歳のミムスにとって、今は環境を変えることが必要だ。

【RA】