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ジェッツとQBロジャースが2年105億円の新契約に合意

2023年07月27日(木) 09:59


ニューヨーク・ジェッツのアーロン・ロジャース【NFL】


アーロン・ロジャース時代を迎えているニューヨーク・ジェッツが、また1つやるべきことを済ませている。

現地26日(水)、クオーターバック(QB)のロジャースがジェッツと2024年シーズン末までの、保証された7,500万ドル(約105億2,764万円)の2年契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがNFLのサラリーデータをもとに報じた。

ペリセロによると、以前の契約には保証金が1億1,000万ドル(約154億3,636万円)ほど残っていたため、ロジャースはおよそ3,500万ドル(約49億1,157万円)の減額を受け入れたという。AP通信NFL最優秀選手賞(MVP)に4回輝いたことのあるロジャースの新契約は、正確にはボーナスの支払いを分散させるための2年のオプションイヤーを含む5年契約だとペリセロはつけ加えている。この契約により、2023年のキャップナンバーは900万ドル(約12億6,342万円)弱になるとのこと。

ロジャースは水曜日に契約の見直しを正式に認めたものの、ジェッツで1シーズンだけプレーするつもりではないとほのめかした以外、詳細についてはあまり語らなかった。

『ESPN』のリッチ・シミニによれば、ロジャースは「チームはたった1年の契約のために重要なピースを手放した。それは承知している。俺の体や今年の成功にどんなことが起こってもおかしくはないけど、俺は楽しんでいる。だから、これを1年限りのことだとは思っていない」と話したという。

4月、ロジャースは以前から予想されていた待望のトレードでグリーンベイ・パッカーズからジェッツに移籍。トレードにおける注意事項の1つは、ロジャースがパッカーズと結んでいた契約を最終的に再構築することだった。2022年シーズン開幕前にパッカーズと巨額の契約延長を締結したロジャースは、2023年の基本給はわずか116万ドル(約1億6,278万円)であるものの、2024年にはそれがなんと1億0,755万ドル(約155億4,230万円)になる予定だった。

したがって、2023年においては非常に低いキャップナンバーが、2024年におかしなほど高い数字になる予定だったことから、再構築が必要となった。ロジャースが、ジェッツが長年抱えているQB問題を一挙に解決する存在になった後もその場にとどまるのであれば、なおさらだ。

保証金の減額を受け入れることをいとわないのは、金銭的損失が将来のスーパーボウルリング獲得につながるかもしれないとロジャースが期待していることの表れだと言えよう。

【RA】