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ジャイアンツとLTトーマスが5年164億円の契約延長に合意

2023年07月27日(木) 11:04


ニューヨーク・ジャイアンツのアンドリュー・トーマス【Aaron M. Sprecher via AP】


ニューヨーク・ジャイアンツが重要な構成要素にお金をつぎ込み続けている。

現地26日(水)、ジャイアンツとレフトタックル(LT)アンドリュー・トーマスが5年1億1,750万ドル(約164億7,408万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが契約について知る人物の話をもとに報じた。この契約にはオフェンシブラインマン(OL)としては最高額の6,700万ドル(約93億9,374万円)の保証が含まれている。

その後、チームは今回の契約を正式に発表した。

ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンは水曜日にトーマスの契約延長について「心からうれしい。彼は高いレベルでプレーした。うちに合った選手だ」と述べている。

2020年ドラフト全体4位指名を受け、ルーキー契約の4年目を迎えようとしていたトーマス。ジャイアンツは今年、そんなトーマスにそのままプレーさせて5年目オプションを行使するのではなく、契約を結ぶことで先手を打とうとしている。一流のパスプロテクターのコストが上がり続けている中で、現時点で契約を成立させることはチームにとっても好都合だろう。

ほとんどの選手がそうであるように、新人時代には苦戦を強いられたトーマスだが、今では主力レフトタックルに成長を遂げた。2022年にオールプロのセカンドチームに選出された現在24歳のトーマスは、2023年にはオールプロのファーストチームの最終候補になるはずだ。彼にはそれほどの実力がある。

今回の契約延長を受けて年平均2,350万ドル(約32億9,482万円)を稼ぐトーマスは、ヒューストン・テキサンズのベテランLTレアミー・タンシル(2,500万ドル/約35億0,458万円)に次いでNFLで2番目に高給取りのレフトタックルとなる。

トーマスを確保することで、シェーンGMはオフシーズンにやるべきことをまた1つクリアした。シェーンGMはこれまでにクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズと4年1億6,000万ドル(約224億3,056万円)、ディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスと4年9,000万ドル(約126億1,719万円)の契約を締結したほか、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを少なくともあと1年チームでプレーさせる(そしてキャンプに予定通り参加させる)方法を考え出している。今度はすでにそのポジションで最高の選手の1人になっているトーマスを確保した。シェーンGMは絶好調だと言える。

あとはブライアン・ダボールHC(ヘッドコーチ)とそのスタッフ、そして選手たちが2022年の驚くべき結果を踏まえて2023年に向けて前進していくだけだ。

【RA】