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ベアーズとTEケメットが4年69億円の契約延長に合意

2023年07月27日(木) 11:57


シカゴ・ベアーズのコール・ケメット【AP Photo/Mike McCarn】


シカゴ・ベアーズがトレーニングキャンプの練習を前に、オフェンスの主要メンバーを確保している。

現地26日(水)、ベアーズがタイトエンド(TE)コール・ケメットと3,200万ドル(約44億6,701万円)の保証を含む4年5,000万ドル(約69億7,970万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが契約について知る人物の話をもとに報じた。

第一報を伝えたのは『ESPN』であり、チームは後にケメットの契約延長を正式に発表している。

これはベアーズのジェネラルマネジャー(GM)に就任して2年目のライアン・ポールズが初めて実現させた契約延長だ。

ケメットは水曜日に新契約について「信じられない。人生を変えるようなことだ」と報道陣に話している。「ここにいられることも、彼らが俺をこの契約に値する選手だと感じてくれたことも光栄に思っている。彼らが正しかったと証明し、契約の価値以上のプレーをする準備はできていると思っている。それが俺のしたいことだし、彼らが正しい決断をしたということを示したい」

2020年ドラフト2巡目指名を受けたノートルダム大学出身のケメットは、基本給が299万3,000ドル(約4億1,780万円)の新人契約の最終年を迎えようとしていた。24歳のケメットはその代わりに大幅な昇給を実現させている。

ケメットが受け取る年平均額1,250万ドル(約17億4,493万円)はニューイングランド・ペイトリオッツのハンター・ヘンリーと並び、TEポジションの中で9番目に高い数字だ。保証額(3,200万ドル)ではバッファロー・ビルズのドーソン・ノックスを抜いて、新人契約でプレーしていないTEの中では4番目に高い。

今回の契約延長は、ケメットにとっては好都合なものであり、彼がオフェンスで重要なメンバーになるべく成長し続けるとチームが信じていることを強調するものでもある。

ケメットはこの3シーズンで625レシーブヤード以上を記録したことはないが、シーズンごとにプレー内容を向上させてきた。2022年シーズンにはレシーブ50回で544ヤードを記録。2021年シーズンは無得点だったにもかかわらず、昨季はキャリアハイとなるタッチダウン7回を記録した。

今オフシーズン、ベアーズはワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアをトレードで獲得したほか、ケメットとタッグを組むTEロバート・トニアンと契約。クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズのための武器を充実させてきた。ベアーズ攻撃陣にとって極めて重要なシーズンを前に、水曜日のニュースはそうした土台の上に成り立っている。

【RA】