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RBドビンズのキャンプ欠席には複雑な要素があるとレイブンズHCハーボー

2023年07月27日(木) 13:11


ボルティモア・レイブンズのJ.K.ドビンズ【AP Photo/Matt Durisko】


ランニングバック(BB)J.K.ドビンズはなぜトレーニングキャンプを欠席したのか。そして、いつボルティモア・レイブンズに戻るのか。

そこには複雑な要素がある。

ドビンズがいつトレーニングキャンプに合流する見込みか尋ねられたレイブンズヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは答えを保留し、少し厄介な問題だと話した、

「それはJ.K.の問題だ。シンプルに答えられたら良かったのだが。フットボールには常に多くのことがかかわっているものの、この問題については少し複雑なところがあり、われわれはJ.K.が取り組んでいることすべてに取り組んでいる。彼が出てくるときを楽しみにしている」とハーボーHCは話している。

レイブンズは現地21日(金)にドビンズをPUP(負傷者)リストに加えており、チームのウェブサイトによれば、ドビンズは“手術を受けた膝を含めて100%の調子で戻る”ための努力を続けているという。

しかしながら、ドビンズのはっきりしない状況は、ケガだけでは説明しきれないようだ。

24歳のドビンズはルーキー契約の最終年である2023年に139万ドル(約1億9,432万円)のベースサラリーを受け取ることになっている。しかしながら、レイブンズにとって問題なのは、ドビンズがこれまでのキャリアを通じてプレーしてきた時間より、逃した時間の方が多いという部分だ。

しかしながら、ハーボーHCはいつであれドビンズがチームに合流したときには、出場準備が整っていると信じている。

「こういったことを推し量るのは本当に難しい。量る基準があるのかさえ、私には分からない。彼には準備が整うと、私には分かっている。知識の部分でのミーティングにはすべて出席しているし、こういったことはきちんとやってきた。また、合流したときにはJ.K.が満足しているとも、私は信じている。彼は出てきたいと思っているし、われわれ双方が同じことを望んでいる」

ハーボーHCはドビンズが参加必須のミニキャンプには出席すると見ていたものの、ドビンズが6月に姿を見せることはなかった。

ミニキャンプが終わったばかりの頃、ドビンズは『WJZ-CBS Baltimore(WJZ-CBSボルティモア)』のインタビューで、ミニキャンプの欠席はケガよりもビジネス上の判断だったとほのめかす一方、何らかの問題が発生しているかどうかについては肯定も否定もしなかった。

クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはドビンズと現状について話をしていないとする一方、その復帰を心待ちにしているようだ。

「今の状況についてあいつと話してはいないけど、すごくワクワクしている。J.K.はJ.K.だからな。全力で取り組むだろうし、ここに戻ってくるのが待ちきれない」とジャクソンは話した。

これまで、ドビンズは2021年のプレシーズンゲームでプレーして負傷したことに対する不満を表明。2022年シーズン第6週のニューヨーク・ジャイアンツ戦を終えた後には、1試合でキャリー15回を超えたことがない点を指摘していた。スーパーワイルドカードウイークエンドでシンシナティ・ベンガルズに24対17で敗れた後、ドビンズは自分がボールを得られなかった際にQBタイラー・ハントレーがQBスニークでファンブルし、それが決勝点となるリターンタッチダウンにつながったことに不満を示している。

それにもかかわらず、レイブンズとドビンズは謎に満ちた関係を維持している。いつキャンプに合流するかを含め、状況は判然としていない。

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