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トレーニングキャンプが行われる中、“正しい方向”へ向かっているとレイダースQBガロポロ

2023年07月27日(木) 13:20


ラスベガス・レイダースのジミー・ガロポロ【NFL】


誰もがラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロの足を心配しているかもしれないが、本人は違うようだ。

現地26日(水)、ガロポロは初めて負傷した足について語っている。このケガにより、レイダースと契約した後に、ガロポロの契約には補遺が必要となった。契約に遡及的に追加された権利放棄条項は、ガロポロが契約時点で身体検査に合格することはなかったということを示していた。

しかし、ガロポロは水曜日に、トレーニングキャンプでの健康状態を心配したことはないと話している。

「いや、ないね。心配したことは本当にない」と強調したガロポロはこう続けた。「俺たちは良いプランを持っている。ストレングススタッフ、トレーニングスタッフ――彼らには本当に脱帽する。彼らは俺を必要な状態まで戻すのに素晴らしい仕事をしてくれた。まだ完全な状態ではないけど、正しい方向に向かっている」

今春、ガロポロは契約を締結した頃に足の手術を受けたことからトレーニングキャンプへの参加が疑問視されていた。しかしながら、ガロポロは練習への参加が許可され、PUP(故障者)リストでキャンプを迎えることもなかった。そして、今後の2シーズンで最低3,375万ドル(約47億1,724万円)が保証されることになっている。

今季からレイダースの一員としてプレーするガロポロについて、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスは「一緒にいられるのはうれしい」とコメント。

ガロポロはサンフランシスコ・49ersでプレーしていた昨シーズン第13週に足を負傷し、それ以降の試合には出場できなかった。昨季の10試合を含め、ガロポロは49ersで55試合に先発出場している。また、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代にも2試合で先発を務めており、当時は現レイダースHC(ヘッドコーチ)のジョシュ・マクダニエルズがペイトリオッツで攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。

今オフシーズンはプレーできない時期もあったが、新しいオフェンスのチームメイトとの信頼関係やタイミングは今も良い方向に向かっていると信じているガロポロは、次のように語った。

「きている。間違いなくきている。夏の間にいい練習ができた。トレーニングキャンプでは良くなっていく一方だと思う。ディフェンスなしでルートを走るのもその1つ。でも、ディフェンスが出てくれば、彼らに何ができて何ができないのかが分かるはず。俺にも同じことが言えるだろう。それこそが信頼関係を本当に構築し始めるときなんだ」

しかし、ガロポロがレイダースの練習場に姿を見せている一方で、オフェンスの重要なチームメイトの1人はキャンプに集合していない――今後もすぐに姿を現すことはないだろう。ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスは契約をめぐってチームと対立したまま、キャンプから遠ざかっている状態だ。

今オフシーズン、レイダースはジェイコブスにフランチャイズタグをつけたが、ジェイコブスはまだ1年テンダーにサインしていない。つまり、チームから離れていてもジェイコブスは罰金の対象にはならない。ジェイコブスは2022年シーズンにランヤード(1,653ヤード)とスクリメージヤード(2,053ヤード)でNFL首位に立つというキャリアで最も好調なシーズンを送った。

今年中に長期契約を締結する道は閉ざされたが、1年契約の内容を改善することでジェイコブスが現れる可能性はある。ニューヨーク・ジャイアンツは先日、RBセイクワン・バークリーにフランチャイズテンダーの条件を上回る、インセンティブを含む強化された契約を提示することで、彼との間で続いていた膠着(こうちゃく)状態に決着をつけた。

レイダースの不動のリーダーの1人であるディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーは、ジェイコブスの欠席について質問されている。クロスビーはそれに対し、ジェイコブスに自分の仕事をさせたいと思っている一方で、それに見合った報酬が得られるよう彼を応援していると答えた。

「ジョシュは大人だ。彼は自分にとってベストなことをしなきゃいけない。俺はみんなにお金を得てもらいたい」とクロスビーは話している。

【RA】