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ベンガルズQBジョー・バロウがふくらはぎのケガで“数週間”離脱へ

2023年07月29日(土) 11:38


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【NFL】


どの程度の長さになるかはまだ分からないものの、“ジョーイ・フランチャイズ”の異名を持つジョー・バロウは少しの期間で快方へ向かうだろう。

シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは現地28日(金)午後、クオーターバック(QB)ジョー・バロウが右ふくらはぎの張りのため「数週間」は離脱することになると報道陣に語った。

より具体的なスケジュールを聞かれたテイラーは「数週間は数週間」だと答え、詳細な回復までの期間は示さなかった。

バロウは木曜日の練習中に負傷し、カートに乗ってフィールドを離れた。

バロウがトレーニングキャンプに参加しない場合、ベンガルズのQBレップスはトレバー・シーミアンとジェイク・ブラウニングが担当する。

金曜日のニュースを良いニュースと受け取るのは難しいが、2023年シーズンの開幕まではまだ5週間以上あり、フランチャイズクオーターバックであるバロウが回復するのに時間があるという事実は、ベンガルズにとっての最悪の恐怖を軽減する。チームはテイラーの言う通りに”数週間”の間にバロウが回復することを願うばかりだ。

木曜日に負傷が報じられる前には、ベンガルズと延長交渉中だとして、バロウの名前がニュースサイクルのトップに上がっていた。今回のケガがバロウの契約交渉にどのような影響を与えるかどうかは、まだ分からない。

バロウは11対11のドリルで左に膨らみ、右にスクランブルしたところで足を引きずって、明らかに右足をかばいつつ左足でスキップして練習場に倒れた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、現時点での診断としてはバロウがふくらはぎを痛めたと思われると報じた。

26歳のバロウは、2020年NFLドラフト全体1位指名から一気にトップクラスのクオーターバックへと上り詰めた。

過去2シーズンで4,400ヤード以上、タッチダウン34回以上を記録し、2022年シーズンには初のプロボウル選出を果たした。バロウはベンガルズを2021年のスーパーボウル出場と、フランチャイズ史上初のディビジョン連覇に導いた。

しかし、バロウにとってケガは珍しいものではない。期待された彼の1年目のシーズンはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂(左)で終わった。また、昨年のキャンプ開始時には盲腸を患った。

今のところ、金曜日のザック・タイラーHCによる報告によれば、木曜日のバロウのケガが、復帰を前向きに捉えられる軽いケガであった可能性が高いだろう。