契約ではなくスーパーボウル制覇に集中するバイキングスWRジェファーソン
2023年07月29日(土) 17:47キャンプを迎えると、若手スター選手の契約延長に関する質問が相次ぐ。
そのうちの1人が、2022年シーズンにNFLをリードするワイドレシーバー(WR)となったジャスティン・ジェファーソンだ。
ジェファーソンはプロキャリア最初の3年間としては素晴らしい成績を残し、最初の50試合で4,825レシーブヤードとタッチダウン25回を記録した。プロボウル選出3回、オールプロ選出3回(ファーストチーム1回、セカンドチーム2回)の実績も残し、あとはジェファーソンにエリートレシーバー並みの報酬が払われるだけだ。
ミネソタ・バイキングスには5年目のオプションがあることから契約延長は2025年でも遅くはなく、ジェファーソンは現時点でその心配をしていない。彼はただ、自身がさらに良くなることに集中している。
現地26日(水)に、ジェファーソンは『The Associated Press(AP通信)』に対し「今の俺にはそんな言葉はない。本当に、スーパーボウルに勝つだけだ。勝利を重ねて、チームと一緒にいること。契約は自然と成るものだし、俺はフットボールをプレーするためにここにいるんだ」と話した。
バイキングスにとって、ジェファーソンの契約金を増額することに財政的な問題はないはずだ。チームはオフシーズンにロースターを縮小し、チーム全体を若返らせるために複数のベテラン選手に別れを告げた。クオーターバック(QB)のカーク・カズンズは2023年シーズン、契約の最終年に入っているが、それはバイキングスが彼に費やす資金を持っていることを意味している。
彼らは、そのかなりの部分がジェファーソンに充てられることを知っている。
ジェネラルマネジャー(GM)のクウェシ・アドフォ・メンサはAP通信を通して「獲得したい選手にはいくつかのタイプがある。フットボールを愛し、フットボールが得意で、チームメイトを成長させることができ、勝利のスピリットを持っている選手だ。ジェファーソンに初めて会ったとき、彼はただ勝利について話していたということを私は忘れない」と語った。
2022年シーズンにレシーブランキングのトップに立ったジェファーソンは、2023年シーズンも再びスポットライトを浴びるだろう。アダム・シーレン抜きでプレーする初めてのシーズンとなるが、バイキングスは2023年ドラフト1巡目で南カリフォルニア大学(USC)のレシーバー、ジョーダン・アディソンを指名し、レシーバールームに新たな助っ人を加えた。この組み合わせがうまくいくことを保証するには時期尚早だが、この加入はバイキングスがジェファーソンの才能だけに頼るつもりはないことを示している。
ステフォン・ディッグスを1巡目指名権(バイキングスはジェファーソン指名に使用)とトレードした後、チームはすでに多額の投資回収を果たした。あとはチームのトップ選手にさらなる資金を注ぎ込むだけだ。
【AK】