ラムジーのケガを受けてドルフィンズがCBイーライ・アップルと1年契約
2023年07月30日(日) 16:56スターコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーが12月まで欠場の見通しとなったことを受けて、マイアミ・ドルフィンズはセカンダリーにベテランを加えることにした。
コーナーバックのイーライ・アップルがドルフィンズとの1年契約にサインすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋からの話を伝えている。アップルの代理人を務めるケビン・コナーがこれを認めた。
NFLネットワークのマイク・ガラフォロによると、ファビアン・モローとアンソニー・アヴェレットもドルフィンズのワークアウトに参加したが、選ばれたのはアップルだったということだ。
2016年にニューヨーク・ジャイアンツに入団した元1巡目指名のアップルはまだ27歳だが、ニューオーリンズ・セインツ、カロライナ・パンサーズとNFL内でチームを渡り歩いており、過去2シーズンはシンシナティ・ベンガルズで過ごした。先発はキャリア通算88回で、ポストシーズンでさらに10試合に先発。インターセプトは通算5回、パスディフェンスは51回でタックルは335回を記録している。
ラムジーは現地27日(木)に膝を痛めて28日(金)に半月板の修復出術を受け、年末まで出場できないことが決まった。
アップルはラムジーと1対1の代役というわけではないが、ドルフィンズのバックエンドに経験をもたらすのは確かであり、ザビエン・ハワード、ケイダー・コホウ、そして2巡目指名したキャム・スミスと並んで守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオのスキームにうまくフィットするはずだ。
また、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルとの過去の因縁を考えると、アップルの契約によってトレーニングキャンプを通して興味深いライバル関係が生じることになる。2021年シーズンの終わりにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでアップルのいたベンガルズがヒルのいたカンザスシティ・チーフスを倒してから両者はお互いに敵対心を抱いていた。この試合はヒルにとってチーフスのユニホームを着た最後のゲームとなった。ヒルは2022年にドルフィンズに加入し、9月のベンガルズとの対戦を前に、“お前には借りがある”とアップルに通告していた。そこでヒルはキャッチ10回で160ヤードを獲得した。
アップルがチームメイトになるとの知らせを受け、ヒルは29日(土)に再び意味深な言葉を残している。「月曜日の練習は楽しくなりそうだぜ」
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