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バイキングスがLBハンターと最大28億円の1年契約に合意

2023年07月31日(月) 08:44


ミネソタ・バイキングスのダニエル・ハンター【AP Photo/Gerald Herbert】


ラインバッカー(LB)ダニエル・ハンターはどこにも行かない。

現地30日(日)、ミネソタ・バイキングスとハンターが2023年シーズンに向けて最大2,000万ドル(約28億1,744万円)の1年契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。

ラポポートとペリセロによると、この契約には1,700万ドル(約23億9,499万円)の完全保証と、2024年にハンターがフランチャイズタグまたはトランジションタグを受け取ることを防ぐ条項が含まれているとのこと。

バイキングスがプロボウルに3度選出された経歴を持つハンターに対するトレードオファーに耳を傾けていたことから、ハンターは一時的にチームとの将来が不安定な状態となっていた。ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックを放出してディフェンシブエンド(DE)ザダリアス・スミスをトレードし、フリーエージェント(FA)になったDEダルヴィン・トムリンソンをそのままにしたバイキングスのオフシーズンの締めくくりとして、ハンターが移籍する可能性はあると考えられていた。

ハンターがトレーニングキャンプの序盤に欠席していたことは、退団の憶測をあおる一方だったが、バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルはずっと前向きな見通しを維持。先週土曜日にもNFLネットワークに対して“妥協案を考え出したい”と述べていた。

結局、バイキングスは昨季に11.5回のサックをマークした主力パスラッシャーを呼び戻している。スミスとトムリンソンのプレッシャーを失ったバイキングスは今後、ディフェンシブフロントにできるだけ多くの戦力を必要とするはずだ。

28歳のハンターは2020年(首)と2021年(胸筋断裂)にシーズン終了のケガに見舞われ、合計で26試合を欠場した。しかし、2022年シーズンには完全に健康な状態に戻ったことを証明するのに十分な活躍を見せ、その結果としてバイキングスは今季の高額契約に踏み切っている。

ハンターは来春にも再びフリーエージェントになるが、そのときに長期契約を結ぶ可能性はあるだろう。

【RA】