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ビルズ共同オーナーのキム・ペグラが心停止後に初めて練習に出席

2023年07月31日(月) 10:42

バッファロー・ビルズのキム・ペグラ【AP Photo/Michael Ainsworth】


2022年6月に心停止に陥って以来、公の場から遠ざかっていたバッファロー・ビルズの共同オーナー兼社長のキム・ペグラが現地30日(日)に行われた練習に出席した。

『WIVB』は、ペグラとその夫でビルズの共同オーナーであるテリー・ペグラが、セント・ジョン・フィッシャー大学のフィールド近くに駐車していたSUVから練習を見ていたと報じている。

報道によると、ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットはチームがストレッチをしている際にペグラ夫妻に挨拶し、コーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトもフィールド上でのドリルが始まる前にペグラ夫妻の存在を確認していたという。

今年2月7日、キムの娘であり、現在世界ランキング3位の女子テニス選手であるジェシカ・ペグラが『The Players Tribune(プレイヤーズ・トリビューン)』に掲載された記事の中で母親の容態を詳しく説明。そこで初めてキムが経験した具体的な出来事が公表された。それ以前に、ビルズは2022年6月28日にキムが非公開の健康問題から“順調に回復している”と発表していた。

以前、ジェシカは母親が心停止に陥ってから「重度の表現性失語症と記憶障害を抱えている」と記しており、母親がベッドで無反応だったときに妹のケリーが心肺蘇生を行って命を救ってくれたことに感謝していると述べている。

2014年にビルズのフランチャイズを購入したペグラ夫妻は、NHLのバッファロー・セイバーズのオーナーでもある。2018年からビルズの社長を務めているキムは、セイバーズの球団社長と『Pegula Sports and Entertainment(ペグラ・スポーツ・アンド・エンターテインメント)』の社長/CEOも兼務している。

【RA】