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ジェッツのレジェンドQBジョー・ネイマスが減給を受け入れたQBロジャースを称賛

2023年07月31日(月) 12:13

ジョー・ネイマスとアーロン・ロジャース【NFL】


クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは4月にトレードされて以来、ニューヨーク・ジェッツのファンを興奮させてきたが、ギャング・グリーンのレジェンドたちもまた、彼に夢中になっているようだ。

ジェッツが唯一、優勝を飾った第3回スーパーボウルで司令塔を務めていた元QBジョー・ネイマスは、MVPに4度輝いたことのあるロジャースが最近の契約交渉時に見せていた無欲さにかなり感銘を受けている。

ネイマスは『98.7FM ESPN New York(98.7FM ESPN ニューヨーク)』の“The Jake Asman Show(ザ・ジェイク・アスマン・ショー)”で「それは素晴らしい兆候であり、彼の人柄をよく表している」と述べた。「彼のありのままの姿だ。彼は勝ちたいと思い、自分が所属しているチームが勝つことを望んでいる。彼はすでにこの地域、コーチ、周りの人々――特にチームメイト――を気に入っていて、“おい、俺たちはここに何度も来ている。今勝ちたい。もしだめでも、来年には優勝するぞ”という思いを知ってもらいたいと思っている。彼が2シーズンいて、ジェッツやチームメイト、コーチたちと一緒にいることに感謝の気持ちを示してくれるなんて、本当に素晴らしいことだ」

現地26日(水)に7,500万ドル(約106億1,378万円)が保証された2年契約に合意したことで、ロジャースは約3,500万ドル(約49億5,310万円)の減給を受け入れた。それによって、2023年におけるロジャースのキャップナンバーはジェッツのキャップの3.9%にあたる890万ドル(約12億5,967万円)まで減少している。

その結果、すでに忙しいオフシーズンを過ごしてきたジェッツには、さらに多くの選手を加える余裕が生まれた。

ジェッツは新たに確保した資金をランニングバック(RB)ダルヴィン・クックのようなスター選手に使うことができる。プロボウルに4回選出された経歴を持つクックはこの週末にジェッツを訪問。金曜日に『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』に出演した際にはジェッツと契約を結ぶ可能性が“かなり高い”と話していた。

また、ジェッツはデプスを強化し、カットダウンの日や負傷者が出た場合に賢明な動きをすることもできるようになっている。

要するに、ロジャースはチームと自分自身に、すでにチャンピオンシップを目指せるようなロースターを十分に利用するための最大限の柔軟性を与えたということだ。

以前、ロジャースは本人から許可が出ていたにもかかわらず、ブロードウェイ・ジョーという愛称で親しまれていたネイマスの背番号を身につけないという選択をした。ネイマスはその時と同じように今回のアプローチに感銘を受けている。

「もちろん、意味があることだ」とネイマスはコメント。「アーロンの人柄がよく表れている。彼は敬意を忘れない人でもある。ゲームの歴史を本当にリスペクトしているし、親切にもカレッジ時代の番号を選んでくれた。心がくすぐられたよ。正直に言って、素晴らしいことだと思った。でも同時に、彼は背番号を維持してもよかった。なぜなら、私もみんなも彼が来ることをものすごく望んでいたからね」

ロジャースは今季、ネイマスの12番に次いで8番をニューヨークの伝説に永遠に刻み込むことを目指すだろう。そんなロジャースには、日曜日に出演した『NFL+』の“Back Together Weekend(バック・トゥギャザー・ウイークエンド)”で減給について話す機会があった。

そこでロジャースは『NFL Network(NFLネットワーク)』のピーター・シュレーガーに「契約がどういうものであったかも、今どういうものになっているかも分かっている」と話し、「ものすごく高い報酬をもらっているし、契約については素晴らしいと感じている。選手たちを獲得し続けるためにキャップを軽減し、ある程度の資金を浮かすことができると思った。ジョーとはロースターとか俺が持っているアイデアについて常々話し合ってきた。彼が考えていることとか、彼がやりたいこともね。ジョーとは素晴らしい関係を築いてきたし、それは素晴らしいと感じている」と続けた。

【RA】