FAのRBカリーム・ハント、契約せずにコルツを後に
2023年08月10日(木) 09:11カリーム・ハントが新契約を結んでいない状態でインディアナポリス・コルツを離れている。
現地9日(水)、コルツはフリーエージェント(FA)のランニングバック(RB)であるハントにオファーを出したものの、両者は合意に至らなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報じた。
ペリセロによると、ハントは他チームから関心を集め続けているという。
そのうちの1チームはニューオーリンズ・セインツであり、ハントは火曜日に“素晴らしい”訪問を終えた。この1週間でアルビン・カマーラが3試合の出場停止処分を受け、イーノー・ベンジャミンがアキレス腱にシーズン終了のケガをしたことから、ハントはセインツを訪れている。
ハントのインディ訪問は、問題を抱えているコルツのRBルームにとっても必要なことだった。ジョナサン・テイラーは契約問題を抱えている中で足首を負傷しており、ザック・モスは腕を骨折してプレシーズンを棒に振ろうとしている。コルツは今週にハントの訪問を受け入れる前に、ベテランRBケンヤン・ドレイクと契約を締結。また、水曜午後にはFAのRBジェイソン・ハントリーと契約したことも発表している。
この4年間をクリーブランド・ブラウンズで過ごしてきたハントは、そこで49試合に出場して1,874ランヤード、973レシーブヤード、トータルタッチダウン23回をマーク。加入した当初は変化をもたらすランニングバックとしてニック・チャッブを完ぺきに補完していたものの、17試合に出場した2022年シーズンはキャリー平均ヤードでキャリア最低の3.8ヤードにとどまるなど、精彩を欠く成績を残した。
RB市場が低迷している中、28歳のハントは忍耐が必要だと言いながらフリーエージェントになっている。今のところは忍耐が必要だが、セインツから今後の動きがない場合、ハントは他からも注目を集めることになるだろう。
【RA】