RBクックの話題の中、ジェッツRB陣がプレシーズン勝利で好調さをアピール
2023年08月15日(火) 11:15ニューヨーク・ジェッツのゼネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスは現地12日(土)に行われたプレシーズンゲームで、カロライナ・パンサーズに27-0で勝利したことに満足しているだろう。
ブリース・ホールを欠いても、ジェッツのランニングバック(RB)陣はラン35回で137ヤードを記録し、オフェンスを前向きに進めた。さらに、RBたちはパスキャッチ9回で93ヤードを追加。
最悪の場合でも、この成果によりダグラスはダルヴィン・クックとの今後の交渉での立場を強化できた。一方、最も良い点としては、主力となるフリーエージェントを追加しなくても、ランニングバック陣が十分に仕事をこなせることが示された。
『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に対し、クックに関する話題について触れたRBマイケル・カーターは「無視するよ。言葉は安い。ダルヴィンは素晴らしい選手だ。フロリダ州北部で育った俺の意見では、ダルヴィンはカレッジフットボールのランニングバックとして(フロリダ州立大学で)最も優れた選手の1人だ。彼は本当に良い選手だ」とコメント。
「同時に、俺たちも素晴らしい選手だと思っている。俺らはまだキャリアが浅い。チームや個人の目標という点では、みんなが偉大さを追い求めている。クックには尊敬の念しかないけど、それに集中しているわけじゃない。向上し続けることだけを考えている」
ジェッツは2週間以上も前に、大々的に報じられたクックの訪問を受けたが、契約を結ぶことなく帰宅、そして、その後の交渉は進展していない。
もしジェッツがクックと契約しない場合、カーターは今シーズン、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとともにオフェンスで大きな役割を果たすことになるだろう。ホールが健康ならナンバーワンRBとなるが、カーターも多くのプレーに関わるだろう。ルーキーとしての期待を受けたのち、カーターは2年目に同じインパクトを出せず、昨シーズン16試合で114回のキャリーで402ヤード、3タッチダウンを記録した。
「マイケルに関しては、もうほぼ復帰した感じだ」と、ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは述べた。「彼(カーター)が2年目のシーズンでフラストレーションを感じていたのは知っているが、彼のいいところは、最初の選手をかわして、4ヤード、5ヤード、6ヤードをしっかりと走ることだ」
「今日も最初の相手をうまくかわし、彼らしいプレーをしていたと思う」
土曜日、カーターはラン4回で平均4.8ヤード、パスキャッチ2回で34ヤードを獲得し、ジェッツの全選手の中でトップとなった。
カーターは「すべてが違う。今年はこれまでのどの年よりも調子がいい。コーチがそう言ってくれるのはありがたい。人それぞれ意見はあるけど、感謝している。調子がいいんだ」とコメントしている。
ドラフト5巡目指名のルーキーRBイズラエル・アバニカンダも土曜日に好プレーを見せ、数回の大きなランを決め、その中には26ヤードのランも含まれていた。
クックの獲得が実現しない場合、ジェッツはホール、カーター、ゾノヴァン・ナイト、アバニカンダらを中心に複数の選手で役割を分担するかもしれない。
【KO】