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合同練習でレイダースDEクロスビーとラムズRBエイカーズが乱闘騒ぎ

2023年08月17日(木) 13:38


ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビーとロサンゼルス・ラムズのキャム・エイカーズ【NFL】

現地16日(水)に南カリフォルニアで行われたロサンゼルス・ラムズとラスベガス・レイダースの合同練習で、またもや対立が表面化している。

レイダースのディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーがプレーの終わりにラムズのランニングバック(RB)キャム・エイカーズの手からボールを叩き落とそうとしたことがきっかけとなり、2人が騒動を起こした。クロスビーが強気な姿勢でレップスを終えたのを快く思わなかったエイカーズは、自分の身長が約178cmであるのに対してクロスビーが約196cmと大きな体格差があるにもかかわらず、不快であることをクロスビーに伝え、それが2人の間でパンチが飛び交う小競り合いに発展した。

乱闘は続き、両チームはフィールドで衝突した後に引き離されている。ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはエイカーズをシャワー室に行かせた。その一方で、練習に参加すべくバスでその場に来ていたクロスビーには送られるロッカールームがなかったことから、練習の残り時間をサイドラインで過ごしていた。

練習後に乱闘について質問されたクロスビーは、反省していない様子で次のようにコメントしている。

「俺は自分の仕事をしただけなのに、彼はそれが気に入らなかったらしい。だから彼は当然の報いを受けた。しょうがないさ」

何を“受けた”かについて、今回の騒動に対するクロスビーの説明に同意していない様子のエイカーズは、次のようにつぶやいている。

「誰か彼に、俺が何を受けたのか聞いてくれない? 何が起こったか、誰もが目にしたはず」

小競り合いが起こるまで、レイダースの練習の出来は標準的なレベルを下回っていた。

チームメイトを奮い立たせようとしていたのかと質問されたクロスビーはニヤリと笑いながら「自分の仕事をしただけ」と答えている。

一方、この件に対して現実的な態度をとっているマクベイHCは、エイカーズを退場させたのは必ずしも責めを負うべき存在だったからではなく、騒動に関与していたからだと説明。

「何が起こったのかは知らない。それに関与していたなら、私たちは寛容な態度をとらないというだけの話。だから、確認してみる。これについてはあまり話したくない。どういう状況だったのかを確認して、その後に自分たちの仕事に取り組もうとしているのに、そのせいで仕事に取りかかれないからだ」とマクベイHCはコメントしている。

ラムズが他チームとの練習中に乱闘騒ぎを起こしたのは今回が初めてではない。昨年にはディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドがシンシナティ・ベンガルズとの合同練習中に相手選手にヘルメットを振りかざしたことが話題となった。実のところ、参加者を問わず、合同練習ではこういったことがよく起こるものだ。

しかし、マクベイHCの下でプレーしており、その日を早く終わらせたくないのであれば、揉め事の中心にはならない方がいいだろう。

退場が今後のルールになるのかと尋ねられたマクベイHCは「そうだ」と答え、「ああいうことをすれば退場だ」と続けた。

【RA】