現地21日（月）午前0時ごろ、ノースカロライナ州にあるテネシー・タイタンズのコーナーバック（CB）ケレブ・ファーリーの自宅が爆発によって破壊され、父親が死亡、もう一人が負傷したと当局が発表した。

ロバート・M・ファーリー（61歳）が火曜日の朝に、ノースカロライナ州レイクノーマンの家のがれきの中から遺体で発見されたと、アイレデル郡消防局は声明で述べている。

救急隊員が午前0時ごろにこの家に到着した際、倒壊した建物から一人の生存者が発見されている。郡当局によると、この人物の身元は公表されていないが、シャーロットのアトリウム・ヘルス・カロライナス・メディカル・センターに搬送され、命に別状はないという。

郡の不動産記録にはファーリーが家の所有者として記載されている。アイレデル郡消防緊急管理局のケント・グリーン局長によると、ファーリーは爆発が報告された時には現場にいなかったという。不動産記録にはこの家の課税価格がおよそ200万ドル（約2億9,136万円）と記載されている。

タイタンズのヘッドコーチ（HC）マイク・ブラベルはこの事態を「ショッキングなこと」とし、チームはファーリーをサポートするために全力を尽くすと述べた。

2021年のドラフトで全体22位指名されているファーリーは、背中の負傷により昨年11月に故障者リザーブ（IR）に登録された。最初の2シーズンで12試合に出場し、タイタンズが今週にトレーニングキャンプを終える今もファーリーはPUP（故障者）リストに置かれている。

身長約188cm、体重約90kgのファーリーは大学時代、新型コロナウィルスの流行により2020年シーズンの出場を辞退した最初の有名選手だった。ファーリーは2018年に母親をがんで亡くしており、バージニア工科大でプレーしている間に愛する人を危険にさらしたくないというのが理由だった。

ブラベルHCはファーリーと彼の家族を全力でサポートすることが重要だと話している。

「一番大事なのは彼に集中することであって、他のことは些細なことだ」と火曜日にナッシュビルでの練習後にブラベルHCは語った。

消防当局はノースカロライナ州捜査局、『Dominion Energy（ドミニオン・エナジー）』、米国アルコール・タバコ・銃器局とともに倒壊原因の調査を続けている。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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