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「チームは俺の気持ちを分かっている」と生涯ジャイアンツでプレーしたいRBバークリー

2023年08月29日(火) 13:44


ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Abbie Parr】

ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーはニューヨーク・ジャイアンツと契約をめぐって騒動があったにもかかわらず、残りのキャリアもビッグブルーの主役であり続けたいという気持ちに変化はないようだ。

現地27日(日)、バークリーは『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のポール・シュワルツに、それでも生涯ジャイアンツの一員でいたいかと聞かれてこう答えている。

「ああ、もちろんだ。それは何も変わっていない。チームは俺の気持ちを分かっている。今はそのことにあまりこだわっていない」

ジャイアンツと長期契約の交渉を行っている間、バークリーは何度か不満を露わにすることがあった。7月17日の期限までに複数年契約で合意に至らなかったバークリーは、トレーニングキャンプの前に、インセンティブによって最大1,100万ドル(約16億963万円)になる可能性がある1年契約にサインしている。

今のバークリーは状況を落ち着いて受け止めている。

「チームに参加して自分の仕事をやり遂げると決めたなのなら、それまでのことは気にしないことだ。大人として対応しなければならない」とバークリーは述べている。

バークリーは「俺たちは決断を下したわけだから、そのことは置いておいて、自分の仕事をしっかりやるべきだ。俺はこうしてここにいるし、シーズンに向けて準備はできている」とつけ加えた。

バークリーが公の場で発言したのはトレーニングキャンプ2日目の7月27日以来となり、自分の将来についてしつこく聞かれることを避けたかったからだという。

「(フランチャイズ)タグのことやお金のことを聞かれ続けると思ったんだ」とバークリーは説明している。「それはもう過去のことだし、俺にはコントロールできない部分だ。“仕方ない”とツイートしたけど、それはあの時の正直な気持ちさ」

1年契約という解決策が講じられたなか、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの下で迎える2シーズン目にバークリーがどうプレーするかによって、シーズン終了後の契約交渉の行方が変わってくるだろう。ジャイアンツは再びフランチャイズタグを行使する権利があるため、2024年のオフシーズンにはまたしてもバークリーのタグ付けをめぐってひと悶着あるかもしれない。

【R】