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カウボーイズのオフェンスには「プレーメーカー」がそろっていると信じるQBプレスコット

2023年09月04日(月) 17:11


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Godofredo A. Vasquez】

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットがターンオーバーを抑制する責任を負い、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーがプレーコールの仕事を引き継いでいることについては、さまざまな憶測が飛び交っている。

しかし、プレスコットはロースターがプレーメーカーで固められているおかげで、ダラス・カウボーイズのオフェンスは2023年に充実したシーズンを送れると信じているようだ。

チーム公式サイトによると、プレスコットはオフェンスについて「ああ、スピードがある。多くの選手の名前を挙げられるだろう。うちにはスピードがありながら、プレーメーカーとなる選手が何人かいる。スピードは大事だけど、プレーメーカーになるのはまた別の話だ」と語ったという。

カウボーイズのプレーメーカーには、チームに戻ってきた俊足の選手や、新人だけではなく、おそらくチームで最も注目されているフリーエージェント(FA)選手も含まれている。

その人物とはワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスだ。クックスは昨季、ヒューストン・テキサンズで印象的な成績を残していないが、その燃えるような速さは健在だ。29歳のクックスがこれまでに4つのチームで合わせて6回、1,000ヤードを突破しているのは称賛に値する。

WRマイケル・ガラップは2022年シーズンを不本意な形で終えたものの、昨シーズンは明らかに前のシーズンに見舞われたACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂の影響を受けていた。1,100ヤードを突破したことがある27歳のガラップは、カウボーイズに加入してからの5年間、プレスコットとの相性も良好だ。

NFL屈指のワイドレシーバーの1人として頭角を現しているシーディー・ラムは、昨シーズンにキャリアで2度目となるプロボウル選出を果たしている。また、WRケボンタエ・ターピンもキャリアで初めてプロボウルに選出された。ターピンのオールスター選出はキッキングゲームでの活躍によるものだが、2023年にはオフェンスでの出番も増えるはずだ。

バックフィールドについては、健康状態が良好なときのランニングバック(RB)トニー・ポラードは正真正銘のゲームブレーカーであり、新人RBディース・ヴォーンにもビッグゲインを期待することができる。

つまり、プレスコットは3人のワイドレシーバー(クックス、ガラップ、ラム)に加え、1,000ヤードシーズンを経験したことのあるランニングバックに支えられるということだ。

ラムは昨季のスーパーボウルウイークに、プレスコットはより多くの武器に囲まれる必要があるとの見解を示していた。カウボーイズがそれを実現させたと考えているプレスコットは、その潜在能力を引き出す責任を引き受けている。

「俺にとっては、彼らにボールを与えることが大事だ」と強調したプレスコットは「ランゲームでもパスゲームでも、単にスペースでも、彼らが得意とするプレー、つまり、タックルを破り、相手のミスを誘い、スピードを見せつけることができるようにする。うちには一握りの選手がいるし、そのおかげで俺の仕事は楽になる」と続けた。

プレスコットにとっては、下手なプレーを避け、ビッグプレーを生み出すことが重要だ。プレスコットは後者を可能にする武器が自分の周りにあると信じている。

【RA】