延長戦の末にラムズに敗れたベアーズQBウィリアムズ、「フラストレーションを感じる」
2026年01月20日(火) 12:30
2025年シーズンのシカゴ・ベアーズかかっていた魔法が、ついに切れた。
ヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソン率いるベアーズは、またしても奇跡的な逆転劇に迫っていた。残り18秒、第4ダウンでクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズが投じたロングパスが成功し、試合は延長戦に突入。しかし、この日3本目となるウィリアムズのインターセプトが致命傷となり、ベアーズはソルジャー・フィールドでロサンゼルス・ラムズにさよならフィールドゴールを許して、17対20で敗れている。
今季、ベアーズは7度にわたり土壇場で流れを引き寄せ、敗戦濃厚の試合を勝利に変えてきた。そうした接戦での白星が、ジョンソン率いるチームを支えてきた。今回も勝利を手にするチャンスは十分あっただけに、いくつもの逃した好機が、オフシーズンに突入するベアーズにとって悔いとして残ることになる。
シーズンを終える敗戦を受けた胸中について、ウィリアムズは現地18日(日)夜に次のように語っている。
「フラストレーションを感じるし、闘志も湧いてくる。その2つの言葉がしっくりくる。もちろん結果には満足していないし、悔しさもある。でも、それはもう終わったことだ。過去に戻って変えることはできない。これから映像を見返して、近い将来に向けて自分がどう成長できるかを見極め、この組織を目指す場所へ導けるようにしたい」
ベアーズは序盤に出遅れ、ラムズにオープニングドライブでタッチダウンを許した。それでも今季を通して見せてきたように、チームは粘り強く反撃する。MVP候補のQBマシュー・スタッフォードを42回中20回のパス成功、258ヤード、タッチダウンパス0回に封じ込め、サック4回を記録した。ディフェンスは相手レシーバー陣を徹底的に抑え込み、56レシーブヤード以上を記録したラムズの選手はいなかった。
17対10とリードを許し、残り1分50秒の場面で、ウィリアムズは7プレーによる50ヤードのタッチダウンドライブを指揮する。締めくくりは第4ダウン。プレッシャーを受けながら体勢を崩して放ったパスは、51.2エアヤードを記録し、タイトエンド(TE)コール・ケメットの手に収まった。試合は同点となり、延長戦へともつれ込む。
延長戦の立ち上がり、ベアーズのディフェンスがスリーアンドアウトを奪い、ウィリアムズにはシーズンをつなぐ好機が訪れた。しかし、ワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアとの「意思疎通のミス」から、この夜3本目のインターセプトを喫する。続く守備でも再び踏みとどまることはできなかった。
「そこが一番悔しいところだ。ディフェンスは本当に全力で戦ってくれた」と、この日が今季最高の出来だった守備陣について、ジョンソンは振り返る。
「本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思っている。相手は獲得ヤード、得点ともにリーグトップのオフェンスだ。その中で(守備コーディネーター)デニス・アレンと守備コーチ陣は、非常によく練られたプランを用意していた。外側にも多くの武器があり、ランゲームも非常に効率的で、体力を削ってくる手強い相手だったが、選手たちはそのプランをしっかり理解し、フィールドで体現してくれた。感情を込めてプレーし、試合を通して本当によく戦ってくれた。そのおかげで、最後まで勝負の中に踏みとどまることができた」
ベアーズにとって、日曜日の試合は逃した好機が際立つ内容だった。ラムズを相手にフィールドを縦横無尽に攻め、417ヤードを獲得したものの、第4ダウンの成功は6回中3回にとどまった。さらにウィリアムズはインターセプト3回を喫し、そのうち2回は敵陣でのものだった。結果的に、ベアーズはあと3点に届かなかった。
ウィリアムズの奇跡的な一投の後、ジョンソンは2ポイントコンバージョンで勝負を決める選択肢も検討していたと明かしている。しかしながら、直前のドライブでゴールラインまで5ヤードの位置から4プレー連続で阻まれていたことを踏まえ、延長戦に持ち込む判断を下したという。
「その選択肢は考えた」とジョンソンは述べている。
「少なからず影響したのは、ゴール前の場面があまりうまくいっていなかったことだ。5ヤード以内でのプランが、思い描いていた形では機能していなかった。だから、延長戦で勝負する方が得策だと感じた」
無念の敗戦となったが、ジョンソン体制1年目のシーズンで、ウィリアムズは大舞台で胆力を示し、ディフェンスも終盤に主力が戻ったことで一体感を取り戻した。ウィンディ・シティの未来は、確かに明るい。来季も同じような快進撃を再現できる保証はないものの、ウィリアムズとジョンソンがいる今のベアーズは、シカゴにとって過去数十年で最も希望を抱ける状況にある。
数々のハイライト場面を演出した一方で、ウィリアムズ自身は3年目を迎えるにあたり、さらなる成長の余地があることも自覚している。
「映像を見返してコーチと話をして、そこからは精度の向上とオフシーズンを通したフットワークの改善に取り組むつもりだ」とウィリアムズは語る。
「レシーバー陣とも時間を共有し、練習を重ねていく。オフシーズンを通してそうした積み重ねを行い、トレーニングキャンプやチーム合同練習(OTA)、そして来季に向けて最高の形でスタートを切れるよう、意思疎通を図っていきたい」
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