ニューヨーク・ジェッツは2023年シーズン開幕に向けてランニングバック（RB）陣に万全を期するつもりだ。

現地4日（月）、ヘッドコーチ（HC）ロバート・サラーはブリース・ホールとダルヴィン・クックが11日（月）のプライムタイムに行われるバッファロー・ビルズ戦に出場すると発表。ケガから復帰した両ランニングバックにスナップ数の制限を設ける予定はないものの、序盤の起用法には慎重になるつもりだとつけ加えた。

「スナップ数と呼びたいのかどうかは分からないが、私たちは彼らに賢く対応するつもりだ」と述べたサラーHCは次のように続けている。

「私たちは引き続き評価し、月曜日が必要な状態になるよう構築していくが、スナップ数を決めているわけではない。あの2人は本当に優秀なフットボール選手だし、マイケル・カーターも本当に良いフットボール選手だ。レシーバーやタイトエンドとともに、彼ら全員をフィーチャーする方法を見つけようとしている。だから、十分な出場機会があるだろう」

ホールはルーキーシーズンの第7週にACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂。ジェッツはオフシーズンを通して、キャリア2年目のホールが2023年シーズン開幕までに復帰すると楽観視していた。デュアルスレット型のホールが深刻なケガからどれほど早く調子を取り戻せるかが大きな疑問となっている。

ジェッツは先月、クックと契約することでゲームを破壊できる人材をオフェンスに加えた。今オフシーズンに肩の手術を受けたクックは、契約後の練習で制限を受けているにもかかわらず、ここ数年で一番調子がいいと話している。

サラーHCとそのスタッフが両ランニングバックのレップカウントに“賢く”対応するのは当然だ――特にホールに関しては、フルスピードに戻るまでに時間を要する可能性がある。ニューヨークでランニングバックのローテーションが安定するには、数週間がかかるかもしれない。

【RA】